2025.12.23病院が畑でつくる、もう一つの“居場所”

世代を超えた交流が生まれた「こうのすえん」収穫イベントを開催

2025年12月21日、地域と病院をつなぐ畑活動「こうのすえん」にて、冬の収穫イベントを開催しました。

病院職員、地域の方、デイホス利用者様など約10名が参加し、畑作業を通じて世代を超えた自然な交流が生まれました。

ほのぼのとした笑顔あふれる時間

寒さの中でも穏やかな雰囲気が続き、作業の合間に参加者同士が自然に声をかけ合う姿が見られました。

年齢や立場を超えた会話が広がり、畑に立つと不思議と会話が生まれる。そんな空気感でした。

さらに近隣で畑作業をされていた地域の方から、「よく頑張っているね」と声をかけられ、かき菜の茎を分けていただきました。

この何気ないやり取りで、活動が地域に根づき始めていることを実感しました。

「見守る側」から「関わる側」へ

これまで椅子で見守っていたデイホス利用者様が杖を使いながら畑を歩き、野菜の茎分けや子どもたちとの交流に参加する姿が見られました。

無理のない範囲で役割を持つことが、自信や生きがいにつながっていると感じました。

医療の枠を超えた「暮らしの支え」

畑活動を通じて、地域交流・役割づくり・さりげない見守りが同時に実現しています。

人と人がつながる場そのものが暮らしを支える、こうのすえんはそんな考えのもと続けられています。

12月21日のイベントは、まさに「人と人がつながる畑」らしい一日となりました。

こうのす共生病院では、今後も地域とともに歩む活動を続け、医療の枠を超えた暮らしの支え方を実践してまいります。

2025.12.09GOODおせっかいAWARD2025

推しおせっかい10選「変化の兆し発見賞」受賞のご報告

このたび、医療法人社団鴻愛会ソーシャルグッドプロジェクト「こうのすえん」が
GOODおせっかいAWARD2025 推しおせっかい10選「変化の兆し発見賞」 を受賞しました。

まず初めに——心からの感謝をお伝えします

今回の受賞は、
畑の持ち主ご夫婦・ご家族、地域の皆さま、
日々の業務の合間に関わってくださる職員、
クラウドファンディングで専従コミナス採用を支えてくださった支援者の皆さま、
そして全国でコミナスを広げるCNCの皆さまなど、
本当に多くの方の“おせっかい”と“応援”が重なって生まれた成果です。

「こうのすえん」は、畑という場所を通して
“やりたい”が芽生え、“つながり”が生まれ、“役割”が育っていくプロジェクトです。

この取り組みをここまで育ててくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

今回の三重県視察・アワード参加で得た3つの学び

受賞はゴールではなく、活動を深めるための大きなヒントとなりました。
私たちが持ち帰った学びを、3つにまとめてご報告します。

①“やりたい”の奥には、その人の物語がある(前日訪問)

いなべ暮らしの保健室の皆さまから、住民の「小さなやりたい」の背景にある人生や価値観に寄り添う姿勢を学びました。

やりたいを叶えることは、その人の生き方を尊重すること。

コミナスの核となる本質を改めて確認できた学びでした。

②医療 ✕ コミナスが生む独自の価値

アワード参加者との対話を通じて、医療機関としてコミナスに取り組む意味を強く再認識しました。

  • “変化の兆し”に気づきやすい
  • 安心して本音を話していただける
  • 家族の不安も含めて支えられる
  • 専門職との連携で安全に挑戦できる環境をつくれる

といった声を多くいただきました。

医療とコミナスの両輪だからこそ、人の“やりたい”と“不安”を丸ごと支えられる。

この掛け合わせの可能性は、今後の活動を形づくる大きな示唆となりました。

③人が動き出すのは “役割” と “信頼” があるとき(交流会の学び)

当日の交流の中で、二つの印象的な声がありました。

●役割は、最期まで人を前へ進ませる

身体が思うように動かなくても
「俺がやらなきゃ誰がやるんだ」と草刈りに向かった高齢男性の話は、
“役割の力”がどれほど人を動かすかを私たちに教えてくれました。

●小さなおせっかいは信頼を土台に連鎖していく

気づきをメモで渡す、ほめる、小さな贈り物を次へつなぐ——
そんな些細なふるまいが人を動かし、新しい力を生んでいく。

日々のふるまいから育つ“信頼”こそコミナスの原動力である。
その実感を胸に持ち帰りました。

最後に 〜学びを今後の活動へ〜

受賞と三重での出会いを通じて得た気づきを、これからの活動に生かしていきます。

  • “やりたい”の奥にある物語まで丁寧に聴くこと
  • 医療 ✕ コミナスの強みを活かし、安全に挑戦できる環境をつくること
  • 日々のふるまいで信頼を育て、役割が生まれる関わりを続けること

地域の皆さまとともに、「おせっかいで人と街を元気にする」 という思いをこれからも形にしてまいります。

今後とも、「こうのすえん」をはじめ鴻愛会Social Goodプロジェクトを温かく見守っていただけましたら幸いです。

2025.12.04「誤嚥(ごえん)」を甘く見ていませんか?“知られざるリスク”と正しい予防法

冬になると、インフルエンザや風邪が話題の中心になりがちですが、実はひそかに増えるのが 「誤嚥(ごえん)」 です。

誤嚥とは、食べ物や飲み物、唾液が誤って気道に入ってしまう状態のこと。

「むせただけ」と軽く考えがちですが、放置すると誤嚥性肺炎を引き起こし、特に高齢者では命に関わることもあります。

今回は、冬に誤嚥が増える理由と、今日から取り入れられる予防法を詳しくご紹介します。

なぜ冬は誤嚥が増えるのか?医学的に解説

① 空気が乾燥し、ノドの防御機能が低下する

冬は湿度が低下し、のどの粘膜が乾燥。
これにより、「気管に入らないように守る」機能が弱くなります。

② 体の動きが鈍くなり、飲み込みの反射が遅れる

寒さで筋肉がこわばると、舌やのどの動きが低下。
“飲み込む瞬間のタイミング”がずれ、誤嚥につながりやすくなります。

③ 風邪やウイルスで飲み込み能力が落ちる

冬は感染症の季節。発熱や体力低下も誤嚥を引き起こす原因です。

「むせやすい」は誤嚥の予備軍?こんな症状は要注意

入浴中の事故死者数は年間約5,000人とも言われ、交通事故死より多いという年もあります(消費者庁)。
食事中によくむせる

  • 水やお茶でむせることが増えた
  • 食後に咳が続く
  • 声がガラガラしやすい
  • 食事に時間がかかる
  • 食べ物が口に残る

これらは 誤嚥の前兆 の可能性があります。

特に高齢者は本人が気づかず「静かに誤嚥(不顕性誤嚥)」をしていることもあり、肺炎の原因になりやすいので要注意です。

冬の誤嚥を防ぐ!今日からできる対策

1.乾燥対策をする(最重要)

  • 室内を加湿(湿度40~60%が理想)
  • こまめに水分補給
  • マスクでのどを守る

粘膜がうるおうと誤嚥リスクが大きく下がります。

2.食事前に「嚥下ウォーミングアップ」

嚥下リハビリで実際に使われる方法です。

  • 首をゆっくり回す
  • 口を大きく開ける・閉じる
  • 「あ・い・う・え・お」体操

わずか1分で飲み込みやすさが変わります。

3.食事姿勢を整える(医学的エビデンスあり)

  • 背筋を伸ばす
  • 足底を地面につける
  • 食事は“前かがみ気味”が安全

姿勢が悪いと誤嚥が増えることが研究で分かっています。

4.食べ物は“とろみ”よりも“形状調整”が大事

実は誤嚥対策は なんでもとろみにすれば良いわけではありません。
個々の嚥下状態に応じた形にすることが大切です。

例:やわらかい肉→NG、スプーンで切れるほどに加工した肉→OK

医療の現場では「嚥下調整食」という分類に沿って食事を調整します。

5.むせやすい人は「食後の口腔ケア」が命を守る

口の中に細菌が多いと、誤嚥した際に肺炎を起こしやすくなります。

  • 歯磨き
  • フロス
  • 舌の清掃

これらは誤嚥性肺炎を大幅に減らせると研究で証明されています。

こんな症状がある場合は病院へ

  • むせが増えた
  • 食べる量が減った
  • 体重が落ちてきた
  • 発熱を繰り返す
  • 咳が長引く

誤嚥性肺炎の初期サインのこともあるため、早めに受診をおすすめします。

冬の誤嚥を「予防」しましょう

誤嚥は「高齢者だけの問題」のように思われがちですが、冬は誰でもリスクが高まります。

正しい知識と習慣で、多くの誤嚥は未然に防ぐことができます。

ぜひご家族全員で実践してみてください。

2025.12.04冬に増える“ヒートショック”とは?― 気温差が血圧に与える影響と今日からできる予防策 ―

冬になると「お風呂で倒れていた」「トイレで意識を失った」というニュースを耳にすることが増えます。
その背景にあるのが「ヒートショック」。

これは、急激な温度差によって血圧や脈拍が大きく変化し、心筋梗塞・脳出血・失神などを引き起こす現象のことです。

厚生労働省や東京都健康長寿医療センター研究所の統計では、ヒートショックは11~2月に最も多く発生し、特に高齢者にリスクが高いことが分かっています。

本記事では、ヒートショックが起こるメカニズムと、今日から家庭でできる予防策をわかりやすく解説します。

ヒートショックはなぜ冬に起こるのか

ポイントとなるのは 血管の急激な収縮と拡張 です。

●暖かい部屋から寒い脱衣所
気温差のショックで血管が“ギュッ”と縮みます。→ 血圧が急上昇

●熱い浴槽に入る
急に血管が開きます。→ 血圧が急低下

この “上下に揺さぶられる血圧変動” が、

  • 心筋梗塞
  • 脳出血
  • 失神

などの重大な事故につながります。

特に、

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 動脈硬化
  • 心臓病

がある方は、この血圧変動の影響を受けやすく危険性が高まります。

お風呂はヒートショックの発生場所 No.1

入浴中の事故死者数は年間約5,000人とも言われ、交通事故死より多いという年もあります(消費者庁)。
その多くが冬場、浴室・脱衣所で発生します。

要因は以下の3つ:

  1. 脱衣所と浴室の極端な寒さ
  2. 熱いお湯(42℃以上)
  3. 長湯による血圧低下

この3つが重なると、健康な人でも血圧の乱高下が起こります。

こんな時は“危険なサイン”

以下がある場合、特に注意が必要です。

  • 立ちくらみが多い
  • 入浴時にドキドキする
  • 冬に血圧が高くなりやすい
  • 風呂から出た後に疲労感が強い

こうした症状は血圧変動のサインであり、高齢者に限らず若い方でも起こり得ます。

今日からできる!ヒートショック予防 5つ

脱衣所・浴室を暖める

暖房器具や浴室暖房を使い、部屋との温度差を10℃以内に。

② 湯温は 41℃ 以下に設定

医学的には 40~41℃が最適。
42℃以上は血圧変動のリスクが上昇。

③ 浴槽に入る前に「かけ湯」

心臓に負担をかけず、身体をゆっくり温められます。

④ 長湯は避ける(10分以内)

長時間の入浴は血圧低下の原因に。

⑤ 入浴は家族が在宅の時間帯に

もしもの時、1人よりも早く気付くことができます。

医療機関に相談すべきタイミング

以下に当てはまる場合は、一度医師に相談することをおすすめします。

  • 冬になると血圧が急上昇する
  • 入浴中に動悸・息苦しさがある
  • 最近めまいや立ちくらみが増えた
  • 高血圧・心臓病の治療中

早めの受診は、重大な事故の予防につながります。

冬は“温度差”が体にストレスを与える季節

ヒートショックは「高齢者だけの問題」と思われがちですが、実際は誰にでも起こりうる血圧変動が原因です。

正しい知識と簡単な対策で、多くの事故を防ぐことができます。

こうのす共生病院では、冬場の健康不安や血圧の相談など、地域の皆さまの健康を守るサポートを行っています。

どうぞお気軽にご相談ください。

2025.11.19【予告!】12月、ソーシャルグッドプロジェクトの活動予定

①【12月14日(日)開催】こうのすえん|畑作業ボランティア→雨天予報の為12/21(日)に延期いたします

🤝 普段の活動

病院横の畑「こうのすえん」で、職員と地域の方々が一緒に農作業を行い、土に触れ、交流し、食を育む喜びを分かち合っています。経験は一切問いません。

🌿 12月の予告:収穫イベント開催!

  • 日時12月14日(日)[9:30〜11:30]→雨天予報の為12月21日(日)[12:30~15:30]に延期
  • 場所:こうのす共生病院横 畑
  • 内容:大根や冬野菜の収穫を行います。

体を動かしてリフレッシュしたい方、農業に興味がある方、大歓迎です!

②【12月27日(土)開催】井戸端会議|書道とおしゃべり会

💬 普段の活動

地域の方々が健康や暮らしの不安を気軽に語り合えるように毎月開催している交流会です。

テーマは毎回変わり、お茶を飲みながらリラックスして参加できる場です。

🧶 12月の予告:今回は書道で交流しましょう♪

  • 日時:12月27日(土)[14:00〜16:00]
  • 場所:こうのす共生病院 売店カフェスペース
  • 内容:今回は、当院の理学療法士であり書道家でもあるスタッフが、皆さんと一緒に来年の抱負を書きます!道具がなくても覗きに来るだけでもOK🎵お気軽にご参加ください!

もちろん、ただおしゃべりを楽しむだけでも大歓迎です!皆さまの日常のちょっとした疑問や不安を、私たちに聞かせてください。

③【12月28日(日)開催】出張!MEET⁺(ミータス)|ウニクス鴻巣へ行きます!

📍 普段の活動

地域の商業施設やイベント会場に出張し、病院の専門知識をより身近に、楽しく体験していただくための移動型の健康サポート活動です。病院への敷居を下げ、気軽に相談できる機会を提供しています。

👋 12月の予告:癒やしと健康チェックをウニクスで!

  • 日時:12月28日(日)[10:00〜15:00]
  • 場所:ウニクス鴻巣
  • 内容:看護師や薬剤師、管理栄養士による無料健康相談やハンドマッサージ体験

お買い物のついでに、ぜひお気軽にお立ち寄りください!

詳細はウニクス鴻巣ホームページをご覧ください。

2025.11.14【地域とつながる】ソーシャルグッドプロジェクト10月活動報告

実りの秋となった10月も、当院では地域社会の皆様とのつながりを深めるため、様々な活動に取り組みました。

実りの秋となった10月も、当院では地域社会の皆様とのつながりを深めるため、様々な活動に取り組みました。

今回は、「健康」「農業」「交流」の3つのテーマで実施した主要な活動をまとめてご紹介いたします。

💪こうのす健幸フェスで骨密度測定を実施

🧑‍🌾秋の大根まきと笑顔の収穫 ❘ こうのすえん

🎈日年祭で広がる笑顔の輪

🤝薬剤師体験

地域の健康意識を再確認!健幸フェスで骨密度測定を実施

 2025年10月4日(土)、鴻巣市民体育館で開催された「こうのす健幸フェス」に参加し、当院では骨密度測定を実施しました。

市民の皆さまの健康への関心の高さを改めて感じた一日でした。その様子をレポートします!

◆ 健康意識の高さを実感!

「こうのす健幸フェス」は鴻巣市主催の健康イベントで、当日は会場全体がたくさんの来場者でにぎわっていました。
私たちのブースにも多くの方にお越しいただき、骨密度測定には110名の方に参加していただきました

この関心の高さに、地域の皆さまの健康増進に貢献できる大きな可能性を感じました。


◆ 測定結果から見えたこと

測定の結果、約半数以上の方が「要指導」または「要精密検査」という結果になりました。
普段は気づきにくい骨の健康状態を「見える化」できることは、参加者の皆さまにとっても大きな気づきにつながったようです。

測定後には、日常生活での予防法や定期検診の大切さをお伝えするとともに、こうのす共生病院のご案内もさせていただきました。

👆️測定のご様子

◆ 健康づくりイベントの大切さ

待ち時間には、11月1日開催予定の市民公開講座のご案内させていただき、「詳しく聞きたい」というお声をいただきました。当院として様々な施策を実行するだけでなく、関心を寄せていただける方にお繋ぎできるよう、地域の皆さまと繋がり続けることが大切であると再認識しました。

医療機関として、こうした場で情報提供や測定を行うことは、地域の健康支援だけでなく、地域の皆さまの声を聴かせていただき、当院の役割や取り組みを知っていただく貴重な機会にもなっています。


◆ 最後に今回のフェス参加を通して、地域の方々の健康状態を把握すると同時に、当院への理解を深めていただくありがたいきっかけになりました。
今後も、地域の皆さまとともに健康づくりに取り組んでいけるよう、イベント参加や情報発信を積極的に行っていきます。

こうのすえん日記|秋の大根まきと笑顔の収穫

鴻愛会 Social Good プロジェクトの『こうのすえん』チームです! 

畑づくりを通して、地域の方々と深く関わっていくことを目指しています🌼

10月15日、少し曇った空模様のなか、今回は大根の種まきを行いました!

まずは草刈りから開始。

以前植えていた作物もまだ収穫できそうなものがいくつかあり、今回は万願寺とうがらしを収穫できました☺

時期の過ぎてしまった作物は感謝の気持ちを込めて片づけ、次の時期に向けて準備もしていきます。

👆️今回参加したメンバーで集合写真
👆️万願寺とうがらしを収穫しました♪

こうのすえんチームには、畑づくりの経験があるメンバーがいます。

今回初めて畑作業をした職員も、学びながら作業することができました。

病院横にある畑、多くの患者さまや職員が横を通り過ぎる際には興味を持って見守ってくれています。

地域と繋がるこの場所をこれからも守っていけるよう、こうのすえんチームは活動して参ります。

日年祭で広がる笑顔の輪🌼|看護師さん体験と夢のボード

鴻愛会 Social Good プロジェクトチームで日年祭に参加しました!

日年祭とは…「桶川市立日出谷小学校で行われる秋のお祭り」です。

当日は1,200名を超える来場者でにぎわい、たくさんの方に私たちの取り組みを知っていただく貴重な一日となりました。

当プロジェクトのブースでは、

👨‍⚕️『看護師さん体験』
💫『みんなの やりたいこと・かなえたいボード』
🌼看護師による『からだのこと相談会』

を行いました。

👆️こうのす共生病院ブースの様子

👨‍⚕️看護師さん体験

聴診器を使って自分やお父さん・お母さんの心臓の音、お腹の音を聞いてみてもらいました。聞いたことのない心臓やお腹の音に最初は聞き取りづらく、なかなか聞くことができなかった子もいましたが、聞こえるようになるとみんな興奮している様子でした。看護師さん体験で、こどもたちの夢のひとつになれたら嬉しいです!

💫みんなの やりたいこと・かなえたいボード

ブースの一角には「やりたいこと・かなえたいことボード」を設置しました。

「かわいいキャラクターになりたい」「助産師さんになりたい」「おじいちゃんを元気にしたい」など、子どもから大人まで幅広い夢が書かれました。

誰かの“やりたい”が見えることで、会場にやさしい空気と希望が広がりました。この小さな一歩が、私たちの“おせっかい”の原点です。

(写真)

👆️子どもたちの夢でボードが一杯になりました☺

🌼看護師による『からだのこと相談会』

血圧測定や健康相談には8名の方が参加されました。

「最近、血圧が高くて心配」「家族が入院していて…」といった日常の悩みに、看護師が丁寧に耳を傾けました。

がんサバイバーの民生委員さんや、当院にご家族が通院された方など、会話を通して“顔の見える関係”が少しずつ広がっていきました。

☘️たくさんの出会いに感謝して

今回のイベントを通して、「こうのす共生病院」や「ソーシャルグッドプロジェクト(コミナス)」を初めて知ったという方も多くいらっしゃいました。
だからこそ、これからも“地域の中に出ていく”ことを大切にしていきたいと思います。

地域の皆さん、そしていつも応援してくださる皆さま、ありがとうございます。
これからも「おせっかいの力」で、人と人、心と地域をつないでいきます。

👆️当日がお誕生日だった女の子の誕生日をお祝い!

🌈活動報告|親子で楽しむ“お菓子の調剤体験”🍬

MEET+(ミータス) in 親子交流フェス2025

10月26日(日)、鴻巣市市民活動センターで開催された「親子交流フェス2025」に、
こうのす共生病院 ソーシャルグッドプロジェクトチーム MEET+(ミータス) が参加しました😊


👩‍🔬医療をもっと“身近でたのしい”ものに

私たちは、地域の皆さんにとって医療がもっと身近に感じられるきっかけをつくりたいと考えています。
医療とのつながりが希薄なことで、症状が重くなってから病院に来られる方も少なくありません。
だからこそ、こうしたイベントを通じて「医療って難しくない」「少し話してみようかな」と思ってもらえる関係を大切にしています。


💊薬剤師による“お菓子の調剤体験”ブース

今回のミータスは、薬剤師による 分包機を使ったお菓子の調剤体験 を実施しました!
実際に病院で使用している分包機を使い、お菓子をお薬のように分けて包装。
袋にはお子さまの名前やイラストを印字し、まるで本物の処方せんのような仕上がりに✨

当日は 来場者251名・体験者165名 と多くの方にご参加いただき、
お子さまたちは興味津々で、順番を待ちながらワクワクとした表情を見せてくれました。
保護者の方々も「本物みたい!」「薬剤師さんってこうやってお仕事してるんですね」と笑顔で見守ってくださり、
会場は子どもたちとともに終始にぎやかな雰囲気でした👻🎃


💬つながりを未来へ

体験後には多くの方にLINEを登録いただき、
今後も地域の健康づくりやイベント情報をお届けできる“つながりの種”が生まれました📱✨

医療を「来院してから関わるもの」ではなく、
日常の中で自然に出会えるものにしていく——
それがミータスの目指す“ソーシャルグッドな医療”のかたちです。


☘️これからも

ミータスは、これからも地域の皆さんと一緒に、
「たのしい」「また会いたい」と感じられるような医療体験を広げていきます🌼
ご参加・応援くださった皆さま、本当にありがとうございました!

🤝 最後に

10月も、地域の皆様の健康支援から交流まで、多岐にわたる活動に温かいご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。

こうのす共生病院は、これからも皆様とともに健康づくりに取り組んでいけるよう、情報発信と積極的なイベント参加を続けてまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

今後について

今後もこのような活動を定期的に開催していく予定ですので、ぜひお気軽にご参加ください✨

📱 公式LINEとインスタグラムで、イベント情報をいち早くお知らせしています。

地域の皆様の交流の場として、さらに盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

以下のQRコードをスマートフォンで読み取っていただくことでもご登録いただけます。

ぜひこの機会にご登録ください! 

2025.11.12【予告!】11月後半、ソーシャルグッドプロジェクトの活動予定

①【11月22日開催】こうのすえん|畑作業ボランティア

🤝 普段の活動

病院横の畑「こうのすえん」で、職員と地域の方々が一緒に農作業を行い、土に触れ、交流し、食を育む喜びを分かち合っています。経験は一切問いません。

🌿 11月の予告:冬支度の畑作業!

  • 日時:11月22日(土)[9:30〜11:30]
  • 場所:こうのす共生病院横 畑
  • 内容:大根や冬野菜の収穫後の整地、土壌改良、および冬支度のための畑作業を行います。

体を動かしてリフレッシュしたい方、農業に興味がある方、大歓迎です!

②【11月22日開催】井戸端会議|編み物とおしゃべり会

💬 普段の活動

地域の方々が健康や暮らしの不安を気軽に語り合えるように毎月開催している交流会です。

テーマは毎回変わり、お茶を飲みながらリラックスして参加できる場です。

🧶 11月の予告:今回は編み物で交流しましょう♪

  • 日時:11月22日(土)[14:00〜16:00]
  • 場所:こうのす共生病院 売店カフェスペース
  • 内容:今回は、手を動かしながらリラックスできる「編み物」をテーマに開催します。初心者の方も、編み物に興味がある方も、道具がなくても覗きに来るだけでもOK!

もちろん、編み物をせずに、ただおしゃべりを楽しむだけでも大歓迎です!皆さまの日常のちょっとした疑問や不安を、私たちに聞かせてください。

中止③【11月23日開催】出張!MEET⁺(ミータス)|ウニクス鴻巣へ行きます!

※本イベントへの出店は都合により中止となりました(更新日:2025年11月21日)

📍 普段の活動

地域の商業施設やイベント会場に出張し、病院の専門知識をより身近に、楽しく体験していただくための移動型の健康サポート活動です。病院への敷居を下げ、気軽に相談できる機会を提供しています。

👋 11月の予告:癒やしと健康チェックをウニクスで!

  • 日時:11月23日(日)[10:00〜15:00]
  • 場所:ウニクス鴻巣
  • 内容:看護師や薬剤師、管理栄養士による無料健康相談やハンドマッサージ体験

お買い物のついでに、ぜひお気軽にお立ち寄りください!

詳細はウニクス鴻巣ホームページをご覧ください。

2025.11.07スピードスケート・ショートトラック金井選手が当院へご来院くださいました!

鴻巣市出身のトップアスリート、スピードスケート・ショートトラックの金井 莉佳選手が、多忙なトレーニングの合間を縫って、当院へご来院くださいました。

こうのす共生病院 病院長 織田徹也医師と金井選手
📸写真左から織田徹也病院長、金井 莉佳選手

⛸️ 激しい競技を支えるコンディション管理

ショートトラックは、氷上で選手同士の接触が非常に激しく、高度な技術と強靭なフィジカルが求められるスポーツとして知られています。

今回は、そのような激しい競技に挑む金井選手と、日頃のコンディション維持や健康管理について意見交換をさせていただきました。

プロとしてご自身の身体と向き合う真摯な姿勢に触れ、大きな刺激を受けました。

地域医療を担う立場として、金井選手のように地元から世界へ挑戦するアスリートを応援できることは、大変光栄です。

✨ 今後の飛躍を心から応援しています

金井選手はこれから、さらなる高みを目指し、重要な大会に向けて挑戦を続けられます。

これからも当院は、地元・鴻巣の星である金井選手の活躍を全力で応援しています!

2025.11.05【大盛況御礼】11月1日 市民公開講座を開催しました!

2025年11月1日(土)、クレアこうのす(鴻巣市文化センター)にて、こうのす共生病院主催の市民公開講座「3つの予防のはなし」を開催しました。

当日は100名を超える市民の皆さまにご来場いただき、盛況のうちに終了いたしました。

多職種連携による分かりやすい解説

本講座では医師・薬剤師・理学療法士・介護福祉士など、各分野の専門職が登壇。

インフルエンザ対策、関節の健康、口腔ケアの3テーマについて、日常生活で役立つ知識や予防法を分かりやすくご紹介しました。

参加者の皆さまは、講師の解説に熱心に耳を傾け、メモを取る姿が多く見られました。

当院の薬剤師が、今年のインフルエンザの「型」から、効果的な予防方法、最適なワクチン接種のタイミングまでを分かりやすく伝授しました。

多くの人が悩む股関節の痛みについて、田沼医師が原因と予防法を伝授。講演後の質疑応答も盛り上がり、参加者の皆様の関心の高さを感じました。

理学療法士が、股関節痛に対する効果的な運動や体操を紹介。

身体に貼った骨のシールで、関節の動きの仕組みを理解する工夫に、参加者からも「分かりやすい」と好評でした。

「オーラルフレイル」と全身の健康との深い関連性について詳しくお伝えしました。

お口の体操の時間には、会場全体が一斉に取り組む様子が印象的でした。

大盛況のうちに終了!

会場にはインフルエンザ予防接種に関する相談ブースも設置され、個別の疑問や不安について医療職が直接対応。

後援終了後には、「専門家の話を直接聞けて安心できた」「家族にも勧めたい」「次回もぜひ参加したい!」といった声も多く寄せられました。

皆さまの積極的なご参加と、ご協力・ご質問により、明るく活気ある雰囲気でイベントを締めくくることができました。

今後も地域の皆さまと健康づくりを共に進めて参りますので、ぜひ次回もお越しください。

2025.11.05【からだからのサインを見逃さない!】「血糖値」と「HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)」の正しい見方

「糖尿病」という言葉は知っていても、「血糖値」と「HbA1c」の違いを正確に説明できる方は少ないかもしれません。

糖尿病は自覚症状が出にくく、気づかないうちに血管を蝕む病気です。

ここでは、この病気を早期に発見するために必須の2つの指標について、分かりやすく解説します。

血糖値とHbA1c。この2つの違いをご存知ですか?

1. 血糖値(すぐにわかる血液中のブドウ糖の量)

血糖値とは、その名の通り血液中に含まれるブドウ糖の量です。食事をすれば上がり、運動をしたり時間が経ったりすれば下がります。
糖尿病の検査では、食事前の空腹時血糖値や食後の血糖値を測定します。
この値が高い状態が長く続くと、血管に大きな負担がかかり、将来的に重大な合併症を引き起こす原因となります。

2. HbA1c(過去の血糖値の平均点)

HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、採血した時点だけでなく、過去1〜2ヶ月間の血糖値の平均的な状態を示す非常に重要な指標です。
HbA1cは、血液中の赤血球に含まれる「ヘモグロビン」にブドウ糖がどれくらい結びついたかを示します。
この数値が高いということは、長期間にわたって血糖値が高い状態が続いていたことを意味します。
HbA1cの値を見れば、検査の直前に食事を控えたとしても、普段の血糖コントロールの状態が隠せません。

気づかないうちに進行する糖尿病

糖尿病を放置し、高血糖の状態が続くと、腎臓、眼、神経といった体中の細い血管がボロボロになってしまいます。

糖尿病性網膜症: 視力の低下から失明に至ることもあります。

糖尿病性腎症: 腎臓の働きが悪くなり、最終的に人工透析が必要になります。

糖尿病性神経障害: 手足のしびれや痛みが起こり、最悪の場合、足の切断につながることもあります。

これらの合併症は、自覚症状がないまま静かに進行していくことが最大の怖さです。

健診センターからのお知らせ

糖尿病のサインは、自覚症状が現れる前の「採血」で早期発見することが重要です。

当院の人間ドックでは、糖尿病の診断に欠かせない血糖値とHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)をセットで詳しく検査し、早期の生活改善に役立てます。

また、健康診断をご受診の方には、HbA1c検査をオプション(1,078円・税込)として追加できます。

体の「ひそかなサイン」を見逃さないために、ぜひ定期的なチェックをおすすめします。

健診センター直通:048-541-7737