第5報までに報告させていただいた通り、2020年12月13日に当院職員の新型コロナウイルス感染症の発症を受け、12月24日までに職員4名、入院患者様5名のコロナウイルス感染者を確認しております。
これまでの経過から、12月25日に全入院患者様に対して再度P C R検査を行い、1名の無症状陽性を確認しております。また12月27日に当院病棟勤務に携わる職員2名が発熱症状を認め、両名とも陽性であったため、12月29日に全入院患者様と全病棟職員を対象にPCR検査を行い、新たに4名の入院患者様と1名の職員の感染を確認いたしました。
保健所の指導・協力のもと、入院患者様は新型コロナウイルス入院受け入れ医療機関への転院を進めております。しかし昨今の県内の感染拡大に伴い、受け入れ先医療機関もひっ迫した状態で受け入れ困難な状況が続いているとのことであり、現在当院でも陽性患者様を陰性者と隔離した病棟において入院・加療を継続せざる得ない状況が続いています。
これまで行ってきた対策である部門間での職員移動の最小限化、接触感染予防策の強化に加え、病棟での院内感染終息まで定期的なPCR検査の実施を継続させていただく予定とします。
本状況より、新規の入院患者様及び救急医療の受け入れは、引き続き休止とさせて頂きます。外来・訪問診療・健康診断に関しては、新規の陽性者の発生はなく、保健所との協議の上、継続させていただいております。外来職員から感染者が発生した場合は、急遽診療を停止させていただく事がありますので、ご容赦のほどよろしくお願いします。
外来診察に際して、感染対策の更なる強化と待合室での密を防止するための対策を講じていますが、来院が心配な方に関しては電話診察や訪問診療など、対面診察を避けた状態での治療を提案させて頂きますので、ご相談いただければ幸いです。
地域の住民の方々、医療機関・介護施設の方々には多大なご迷惑とご心配をおかけしますが、引き続きよろしくお願いします。
令和3年1月1日
医療法人社団鴻愛会
こうのす共生病院