2023.07.13 カンボジアでのボランティア、1ヶ月が経ちました。
日本の皆さんこんにちは。 こちらカンボジアよりアンコール共生病院(AKH)の西本です。
2023年6月1日より当院でボランティアスタッフとして活動している、長岡花梨さんのブログ更新が更新されました。 カンボジアに来て1ヶ月の生活と心情の変化を聞いてみました。 日本とのギャップに戸惑いながらも日々奮闘する、長岡さんのリアルな感想をぜひ最後までご覧ください!!
Qカンボジアに来て1ヶ月が経ちました。率直な感想や今の心境を聞かせてください。
カンボジアに来て1ヶ月。初めての経験で慣れない環境、日本とカンボジアの仕事のギャップ、家族や友達とすぐに会うことのできない状況・・・1ヶ月が早くも感じましたが、正直長く感じる事の方が多かったように思います。しかし見たこともない料理を食べてみたり、日本での当たり前が当たり前ではないと実感できたりと、周りの方々のおかげで毎日学ぶことが多く、新鮮かつ楽しい日々を送ることができています。 日本では毎日が慌ただしく過ぎていましたが、カンボジアではゆっくりと時間が流れている気がして、日本では後回しになっていた読書や映画鑑賞をする時間もあります。自分時間が増えたことは、ストレスなく自分のペースで生活できているのかなと感じます。
まだまだカンボジアでの生活は始まったばかりですが、クメール語や英語も勉強を続けてもっと自分から周りの人とコミュニケーションをとれるようになりたいと思っています。
7月も楽しく!新たなことに挑戦しながら沢山の事を学んでいきたいです!!
Q日本での生活との違いや体調の変化などがあれば教えてほしいです。
私はアンコール共生病院の寮(元気館)に住ませてもらっているので、設備がとても整っていて日常生活を過ごす中で困ることは特にありません。 日本との違いは、トイレの紙をカンボジアでは流さずゴミ箱に捨てるのですが、最初はそれがなかなか慣れなかったです。また私はクーラーが苦手なので、日本では夏でもほとんどクーラーを使っていなかったのですが、カンボジアは暑くて虫も多いので今は窓を開けることがほとんどありません。クーラー生活はつけると寒いし消すと暑いしで、最初は体温調整に苦労し体調を崩しがちでしたが、今では暑さにも慣れて体調良く生活が出来ています。
Q休みの日は何をして過ごしていましたか。
カンボジアは私が想像していたよりもおしゃれなカフェが沢山あったので、カフェ巡りをして読書をしたりしています。他にはカンボジアで出来た日本の友達と村に行って遊んだり、部屋でネットフリックスの映画を観たりして過ごしています。カンボジアには自然も遺跡も魅力的な場所がたくさんあるので、1年の間に思う存分堪能できたらいいなと思っています。
Qこの1ヶ月で最も印象に残っている出来事を教えてください。
この1ヶ月で最も印象に残っている事は、日本からの歯科ボランティアで来た方々との出会いです。ちょうどその頃、私は日本とカンボジアの病院での仕事に大きなギャップを感じており、「自分で考え自分で行動を起こさないと何も出来ないまま日本に帰ることになってしまう」と思っていました。しかし実際には何をどう考えればいいのか、結局自分は何がしたくて日本から来たのかがよく分からなくなっていました。 そんな時に歯科ボランティアの方々に同行させてもらい、日本から来た様々な職種の方々から沢山の考え方を知りました。そこからこの1年間のボランティア生活で自分が何を目標にしているのか、その目標を達成するためには何をするべきなのか、を考えるヒントを教えてくださいました。 日本から来た皆さんが、自分の仕事やカンボジアとの関わりについて本当に楽しそうに語っていたり、実際に活動されている姿を直接目の当たりにしたおかげで、今の自分にとっても何が大切なのかに気が付けた実感がありました。
その自分の「気付いた感」に一番の印象を覚えています。
あともう1つは、カンボジアに来て初めて自分の部屋にサソリが出ました。怯えながらも1人で退治したことは一生の思い出です。笑
Qご自身のボランティア活動の進捗状況はいかがですか。
カンボジアでの活動の第一歩。子どもたちの健康を支援する活動として、7月から月に一度、共生の家(児童養護施設)の子どもたちの身長・体重測定、視力検査、聴力検査を実施する計画を立てました。
日本では当たり前のように効率よく行われる健康診断ですが、いざ自分がやってみるとすごく時間がかかってしまったり、なかなか思うように進まなかったりと、最初の活動としては反省点ばかりでした。8月はその反省点を改善して活動ができるよう、新たに準備中の段階です。
また、共生の家の子どもたちの生活習慣をもっと詳しく知るために、7月中に共生の家でのお泊まり会を計画中です。
小さな1歩の繰り返しですが、周りの方のおかげで少しずつ自分の思い描く活動が進んでいると感じています。
Q日本で想像していた「ボランティア」に対する考え方に変化はありましたか。
日本に居る時は「子どもたちのために自分にできることをしてあげたい」と、子どもに対する支援を考えていました。しかし実際にカンボジアの現状を自分の目で見たり、話を聞いて知ったことから、「本当に必要なのは子どもに直接支援をすることではなく、子どもを導く大人への支援や指導が必要なのではないか」と思いました。
大人への支援が、巡り巡って子どもに対する良い支援に繋がるのではないのかと感じました。
「ボランティア」という言葉には、私が相手に何かを与えるという印象が強かったですが、実際には私が学ばせてもらったり、気付かせてもらったりすることが多く、逆に与えてもらうことばかりだなと感じています。
ボランティアとはどちらか一方が何かを与えるだけで完結するものではなく、お互いに与えるものと受け取るものがあり、その過程で双方が一緒に考え、良い未来を創り上げていくものだと感じました。そしてそれは決して短期間で出来上がるものではなく、お互いに良い信頼関係を築き続けることが根底にあるのだと思います。
Q 7月の目標をここで宣言してしまいましょう!!
7月の目標はまず、8月の子どもたちの健診の準備を整えること。そして、子どもたちの健診結果からさらに自分にできることを探すことです。そして何より、健康に過ごします!!
Q最後に、日本で応援してくれている家族や友人に一言。
日本に居る家族や友達が応援してくれているおかげで、1ヶ月経った今でもカンボジアで楽しく過ごせてます。本当にありがとう。そして、カンボジアでも沢山の人たちが支えてくれているおかげで、何不自由なく毎日楽しく過ごせています。もちろん寂しくなる事は沢山ありますが、周りの人への感謝を忘れずこれからも頑張るので、変わらず見守っていてください(^^)
📸6月のハイライト📸
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
2023.07.11 レントゲンで QA
こんにちは!
月1ほどの不定期で放射線科の情報をブログという形であげていますが、 今回は趣向を変えて、レントゲン撮影時に患者さんが疑問や不安に思っていることを、この場を借りて紹介します!
少しでも患者さんに疑問の解決や安心に繋がればと思います😊
Q なぜ痺れや痛みのある手や足ではなく、首や腰を撮影するのでしょうか?
A. 手または足を支配している神経の通り道で何かしらの障害を受けていると予想しているからです。 大きな神経が通っている背骨から、手や足への神経が伸びております。 例えば腰の背骨(腰椎)にヘルニアがあった場合、その付近を通る足の神経領域に痺れや痛みといった症状が出ることがあります。そのため、症状によっては首や腰の確認が必要となります。
Q なぜ同じ部位なのに立った状態や寝た状態で撮影するのでしょうか?
A. その撮影する部位に対して『体重が加わった状態』と『体重が加わっていない状態』を比較したいからです。 同じ撮影部位でも撮影する方法や方向を変えることによって、より痛みの原因がわかりやすくなります。
Q レントゲンやCTを来週も撮る予定ですが、被ばくによる問題はないのでしょうか?
A. 問題はございません。 検査で使用している放射線の量は、人体に対して直ちに影響が出る放射線の量より遥かに少ないです。 また、当院ではより高感度の最新検査機器を用いることで、患者さんの被ばくする時間を短くすることと、放射線の量を少なくすることで被ばく低減に努めております。
Q どのようなときに着替えが必要となるのでしょうか?
A. ズボンや下着の金具が撮影する部位と重なる場合にお着替えを案内しております。 例えば、腰椎の撮影でズボンのチャックがあると腰椎が評価しにくくなってしまいます。
いくつか紹介させていただきましたが、他にも疑問に思ったことや不安な点がありましたら、気軽に放射線科スタッフに聞いてください😄
2023.06.26 歯科検診、歯科衛生指導活動実施
日本の皆さんこんにちは。
こちらカンボジアよりアンコール共生病院(AKH)の西本です。
私事ではありますが、5月下旬に日本に一時帰国をしてからカンボジアに戻り早1ヶ月が経ちました。
今回は2023年6月11日〜6月15日の期間で日本からカンボジアに来てくださった、フォレストデンタルクリニック&日本大学医学府附属板橋病院歯科口腔外科チームのシェムリアップでの活動を日本の皆様にもシェアさせていただこうと思います。
(活動その1) クヴィアン小中学校での歯科検診、歯科衛生指導
2023年6月12日、13日の2日間に渡り、当グループが2012年の設立から関わっている「クヴィアン小中学校」での歯科検診、歯科衛生指導活動が行われました。約300名の小中学生に対して、フォレストデンタルクリニック、日大、そしてアンコール共生病院のスタッフが協力し以下のようなボランティア活動を行いました。
学校に到着後、まずは会議室の中の机と椅子を移動し安全に活動が行なえるよう環境を作っていきます。
教室の入り口に受付を設置し初めに生徒の問診を行います。問診後、身長と体重を測定し医師の検診へと移ります。検診後は、検診結果を生徒に渡して終了です。
小中学生へ歯科衛生指導では、「歯磨きの大切さ」を題材にした紙芝居を現地スタッフに通訳してもらいました。クヴィアン小中学校の生徒たちもとても真剣に聞いてくれました。
最後にフォレストデンタルクリニックから全生徒に「今日からさらに歯磨きが頑張れるように」と、歯ブラシ&歯磨きジェルの寄附があり活動は終了しました。
クヴィアン小中学校での活動はコロナ前を最後に実に4年ぶりとなりましたが、アンコール共生病院の現地スタッフも参加させていただき参加した全ての人にとって学びの多い活動となりました。
(活動その2) 児童養護施設「共生の家」での歯科検診、歯科治療、歯科衛生指導
2023年6月12日午後、クヴィアン小中学校での活動を終えた後は当グループが運営する児童養護施設「共生の家」でも歯科検診と歯科衛生指導の活動を行いました。
共生の家では現在11名の子どもが共同生活をしています。こちらでも同様に子どもたちの問診に始まり歯科検診、そして必要な子どもには歯科治療も行われました。
慣れない歯科検診で怖がる子どももいましたが、兄弟姉妹11人みんなで頑張りなんとか歯科検診を乗り切りました。笑
歯科検診・歯科治療終了後は、歯科衛生士さんによる歯磨き指導と紙芝居による歯科衛生指導が行われました。子どもたちは大きな歯の模型で分かりやすい説明してもらい、ご寄付で頂いた歯ブラシを使用しながら一緒に正しい歯磨きの方法を学びました。
最後はみんなで記念撮影(ピース💖)
(活動その3) 国営児童養護施設での歯科検診、歯科衛生指導
2023年6月13日午後、当グループが関連する施設や学校のみならず、国営の児童養護施設でも歯科検診、歯科治療、歯科衛生指導を行う機会を頂きました。
こちらの児童養護施設では約40名の子どもが生活を共にしており、共生の家より少し規模が大きい施設となります。
日本とは全く異なる環境での歯科検診や歯科治療でしたが、活動2日目ということもあり日本の皆さんも徐々に子どもたちとの距離感や接し方に慣れてきた様子が伺えました。現地スタッフと施設の先生がたの協力もあり、健診から治療までとてもスムーズに行うことが出来ました。
歯科検診・治療後の歯科衛生指導の様子。紙芝居はカンボジアでも珍しいのか、こちらの施設の子どもたちもとても興味を持って真剣に聞いてくれました。
(活動その4) 日本大学歯科口腔外科北野教授による講演 @アンコール大学
2023年6月14日午後、アンコール大学の看護学生約40名に対し、日本大学医学部付属板橋病院の北野先生より口腔機能に関する講義が行われました。
北野先生によるアンコール大学での講義もコロナ前を最後に4年ぶりの開催となりましたが、看護学生はとても意欲的に講義に参加し、講義後は非常に具体的で学びの深い質問がたくさん寄せられました。
その他
カンボジア日本友好技術教育センター見学
当グループの支援があり2017年に開校となったカンボジア日本友好技術教育センターも見学しました。この学校は、IT、農業、観光業、調理、語学などを学ぶ学生の社会進出や、自立した生活を支援する教育機関です。
アンコールワット・タープローム観光
ボランティア活動の合間にアンコールワットとタープロームへの観光にも行きました。6月のカンボジアは雨季となり1日1回は必ず大きなスコールが来ていましたが、なぜか日本の皆さんが来ている期間は奇跡的に一度もスコールがありませんでした。(ただただ暑い💦)
共生の家の子どもたちとの食事会
日本の皆様のご厚意により、共生の家の子どもたちとの食事会を催すことができました。子どもたちはプレゼントとして頂いた新しい服を着て、日本の皆さまと楽しくお話しをしながら大好きな鍋料理をお腹いっぱい食べました。
初めは子どもたちも緊張し人見知りが爆発していましたが、気づけば言葉の壁など全く消え去りとても楽しい時間を日本の皆様と過ごしました。
今回日本からは共生の家の子どもの里親となっている方も2名お越しくださいました。今まではZoomなどオンラインでしかお会いできませんでしたが、初めて直接言葉を交わし触れ合うことができました。
カラオケを熱唱する共生の家のお姉さん2人。笑
番外編
皆様いかがでしたでしょうか。今回のフォレストデンタルクリニックならびに日本大学歯科口腔外科チームのカンボジアでの活動について少しでも知っていただけたら嬉しく思います。
私西本は引き続きカンボジア現地で日本の皆様をお待ちしておりますので、ぜひ次はこうのす共生病院の皆様もカンボジア、シェムリアップにお越しください!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。Bye-bye
2023.06.05 夢や目標を持つことが人生に希望や活力を与えること
日本の皆さんこんにちは。 こちらカンボジアよりアンコール共生病院(AKH)の西本です。
2023年6月1日より日本から看護師のボランティアスタッフが来てくれました。 これからは西本のブログと並行し、ボランティアスタッフ長岡花梨さんの情報発信も、こうのす共生病院を通して日本の皆様にお届けできる運びとなりました。
今回は私西本から長岡さんへのインタビュー形式でブログをお届けまします。 ぜひ最後までご覧ください!!
Name:長岡 花梨 Ngaoka Karin
Born:愛知県
Age:25
Profession:看護師
好きな言葉:十人十色
Q初めてカンボジアに来たのはいつですか?
初めてカンボジアに来たのは2018年の3月です。その時は、カンボジアの村の小学校に日本語と英語を教えに行くというボランティアで2週間村に滞在しました。その時のカンボジアの空気感と人の優しさが忘れられず、2年後の2020年3月に観光で再度訪れました。そこからコロナが世界的に流行してしまい、今回3年越しにカンボジアに来ることができました。
Q実際に住み始めたのはいつ頃からですか?
2023年5月30日からアンコール共生病院の寮(元気館)に住んでいます。
Qカンボジアでボランティアをすることになったきっかけは何ですか?
元々国際看護に興味があったので、漠然とではありますが、日本で数年間看護師の経験を積んだ後にJICAに挑戦しようと思っていました。しかし日本での臨床経験は3年と浅く、英語力も無かったためJICAに挑戦するには現実的に難しい状況でした。それでも国際看護を少しでも経験したいという想いがあり、カンボジアに2年ほど滞在していた友達に相談したところ、アンコール共生病院の存在を知り、すぐにアンコール共生病院へ連絡をしました。その後は2か月程メールやZOOMでのやり取りを行い、2023年6月からボランティアスタッフとして受けいれていただけることになりました。
Q以前はどういったお仕事をされていましたか?
日本で看護師をしておりました。愛知の三次救急の病院で、泌尿器科・耳鼻咽喉科・消化器内科の混合病棟に3年間勤めていました。
Qどうしてその仕事をやろと思ったのですか?
中学生の頃は将来保育士になって子どもに関わる仕事をやりたいと思っていましたが、母が看護師で産婦人科に勤めており、母の仕事の話を聞いて、「子どもに関わる仕事は保育士だけではない」と知り看護師を目指し始めました。また地元のクリニックで偶然ユニセフ関係のポスターを見かけ、その内容がとても気になり発展途上国について調べてみました。すると日本では子どもが健康に過ごすことや無邪気に外で走り回って遊んでいること、将来に夢を抱き大人になっていくことが当たり前のように思っていましたが、異国の地ではそれが当たり前ではなく、子どもの時から生きるために働き、学ぶ機会が無いが故に将来に選択肢がないまま大人になっていくこと、不十分な生活環境より健康が維持できず幼くして命を失ってしまう子どもがたくさんいるという現状を知り大きなショックを受けました。私は、「夢や目標を持つことが人生に希望や活力を与えること」だと思っています。そしてその夢や目標を持てる土台として「健康」があると思います。どのような世界でも子どもが子どもらしく生きられるようにしたい。どの国で生まれたとしても健康で過ごせる当たり前の環境があり、すべての子どもが将来に夢や希望を持って生きていける環境であってほしい。その思いがきっかけとなり国際看護師を目指し始めました。
Qこれからどのようなボランティア活動をしたいですか?
まだ具体的な活動は決まっていませんが、孤児院で生活する子どもの健康管理や健康習慣を支援していきたいと思っています。またアンコール共生病院やカンボジアの医療現場の現状を知りながら、自分に何が必要かを考えて行動に移していけると良いなと思っています。
Qカンボジアの生活で不安なことを教えてください。
私は環境の変化やストレスに弱いため、自分で気づかないうちに体調を崩さないか心配です。食事や衛星環境に関しては、そこまで気にならない方なので不安はありません。クメール語も英語も全く話せませんが、アンコール共生病院のスタッフもフレンドリーに話しかけてくれ、また日本語の話せるスタッフに助けてもらいながら不安なく過ごせています。
Qカンボジアの生活で楽しみなことを教えてください。
日本とは全く違う文化や環境での生活になるので、その違いを実際に良くも悪くも体験できる事がとても楽しみです。また言語に関してもクメール語と英語を勉強して少しでも多くの人と話せるようになるのが楽しみです。
Qこのブログを読んでくれている人に向けてメッセージをお願いします。
まずは最後まで読んでいただきありがとうございます。もし今あなたが何か新しいことに少しでも興味があるのなら、ぜひ始めてみて下さい!新たな挑戦に不安や恐怖は付き物だと思いますが、行動する勇気を持てた人だけが見られる景色が必ずあると思います。何の取柄もない私がカンボジアに飛び出して経験したこと、感じたことをこれからもブログに残していくので、私の発疹が次の誰かの小さな1歩に繋がってくれたら嬉しいなと思います。これからも宜しくお願いいたします。
2023.05.30 CT装置のご紹介
今日は当院のCT装置を紹介したいと思います。
使用しているのは “AquillionPrimeSP”というキャノン製の80列CT装置です。
移転前のCT装置が16列だったのに対し、現在は80列となったことで高速スキャンが実現でき撮影時間が20秒から10秒前後へと半分程度短縮することが実現しました✨
また先日紹介しましたMRIと同じく、最新のAI(人工知能)技術ディープラーニングの手法を用いて従来の撮影より約80%程度の低線量でありながら、同等以上の画質を提供できるようになりました。
本院では人間ドックで胸部CTを低線量で撮影するプランがあります。CT検査は0.5mm間隔で体の輪切り画像を作成できるので、レントゲン写真では発見困難な小さな病変を見つけることができます。特に肺がんは症状として自覚できないことも多い危険な病気です👿
ご希望の方は、健診センターまでご連絡くださいませ。
2023.05.02 病院移転2周年記念!!!
昨日、病院移転して2周年が経ちました!!!
近隣の皆様のご支援とご理解があってこそだと思います。
本当にありがとうございます。
そして昼食はいろんなキッチン・カーが来てくれました。
・ハンバーガー ・フルーツサンド ・あげぱん ・鯛焼き ・ベビーカステラ ・タコライス ・牛タンハラミ丼 ・フルーツジュース ・ソフトクリーム などなど
とても多くの種類があり、選ぶのがとても楽しかったです。 たくさんありすぎてどれを食べようか20分くらい悩みましたが・・・ 笑
もっともっと働きやすい職場にし、そして近隣の皆様から受診して良かったと満足してくれる病院にしていければと思っています。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。
2023.04.24 入院患者様 満足度調査の結果
令和4年度に、より良い病院運営を検討・立案する際の基礎的情報を得ることを目的に入院患者さんの満足度調査を実施させて頂きました。
調査にご協力くださいました皆様に厚く御礼申し上げます。
回答を基に、問題点/課題点の改善やサービス等の充実を図ってまいりますので、 今後ともよろしくお願い致します。
ここに、調査結果の一部をご報告させて頂きます。
入院患者様アンケート結果はこちらから
2023.03.27 カンボジアより、新入職の皆様ご入職おめでとうございます
日本の皆さんこんにちは。
こちらカンボジアよりアンコール共生病院(AKH)の西本です。
今回は2023年4月より晴れてこうのす共生病院にご入職する皆様に、心からおめでとうございますという気持ちを、遠くカンボジアからお伝えさせていただけたらと思います。
新入職の皆様としては、「西本って誰?」と思われると思いますので、改めてこの場をお借りしましてご挨拶をさせていただきます。
私は2020年の12月にカンボジアのシェムリアップにある、アンコール共生病院(ANGKOR JAPAN FRIENDSHIP INTERNATIONAL HOSPITAL)に赴任いたしました。 カンボジアのアンコール共生病院とこうのす共生病院は、いわば姉妹病院ということになります。
私はカンボジアに来る直前まで、こうのす共生病院(旧病院)の3階病棟で看護師として働かせていただいておりました。(今でも当時よりお知り合いになった全ての方に一方的な親しみがあり、大変良くしていただき感謝しております。どなたかこのブログ見てくれていますか?笑) そしてこうのす共生病院を離れてカンボジアに来てからも、この滞在記を通して日本の皆様と繋がり続ける機会をもらえてとても嬉しく思っております。
是非新入職の皆様には、仕事の息抜きとして私の過去のブログも見ていただけますと幸いです。(2年で9回分しかなくてごめんなさい。)
さて本題に戻らせていただきますが、 改めまして新入職の皆様、こうのす共生病院へのご入職誠におめでとうございます。
いつの日か皆様にお会いできることを楽しみに、私も引き続きカンボジアで頑張ってまいります。
今回このブログを書くにあたり、私なりに皆様にお伝えできることがないかと色々と考えました。 そして新入職の皆様のお気持ちを想像すると、初めての病院、新たな職場で働くことは、やはり期待や楽しみよりも不安の方が大きいのではないかと思いました。
4月からこうのす共生病院で新たにスタートする。転職して新たな環境で働く。 「仕事を覚えられるかな」、「周りの人と上手くできるかな」、「仕事と生活の両立ができるかな」などなど人それぞれ様々な心配事があると思います。
「こうのす共生病院なら絶対大丈夫!!」 なんてことを、私もお約束はできません。
なぜならそれは周りの誰のせいでもなく、最終的にはあなた次第となってしまうからです。しかし「こうのす共生病院を選んだあなた絶対に間違っていない!!」ということであれば、私も自信を持って皆様に言うことができます。
皆様がこれからこの病院で学ぶことや経験することの全てが、医療人としての更なるレベルアップに繋がっていくと信じています。 そしてそれはこうのす共生病院に限らず、”日本の全ての病院”で言えることだと思います。
昨日も我々の病院に1人のカンボジア人男性が救急搬送されてきました。 「フグ中毒」でした。
↑カンボジアのふぐ(川魚)
カンボジアにもフグがいるのかと驚く暇もなく対応を急ぎ、いち早くより高度な公共病院に転送しましたが、残念なことにその翌日訃報が届きました。
このエピソードが皆様のこれからのキャリアに関係があるかと言われると全くありませんが、私が皆様にどうしても伝えたいことは、「日本で医療を学ぶということは、その病院や日本人に限らず世界の人々にも大いに役に立つ可能性がある」ということです。
そう、日本で医療を学ぶということ自体が絶対に間違った選択ではないし、あなたの未来は可能性が無限大!(10年後のあなたは世界のどこかで大活躍しているかも)ということです。
今回私が一番お伝えしたい事が言えました。ありがとうございました。
カンボジアは非常に医療後進国。
国の公立病院では、アンビューバッグで呼吸のアシストが必要な患者が来ても、屋外で6時間放置されてしまうことも普通の国です。(しかも揉んでいるのは家族。)
今回のフグ中毒もしかり、私もカンボジアで毎日自分の力の無さを実感すると同時に、自分が日本で学んできたからこそ役に立つことも多く実感しています。(ネガティブとポジティブで心がぐちゃぐちゃになるくらいです、笑)
だからこれからこうのす共生病院を新たな職場として選択し、日本の医療最前線に触れ続けられる皆様を私は羨ましくも思いますし、どうか前向きに一つずつ、確かに大変で辛いこともあるかもしれませんが、ゆっくりで良いので学び続けることを止めないで欲しいと思います。
決して偉そうに上から何かを言いたい訳ではないので、是非その辺りは軽い気持ちで受け止めていただけますと幸いです。
強いていうのであれば、こうのす共生病院は「変化の多い病院」だと私は思います。 コロナを経て日本も大きく社会が変わったと思います。
人々のニーズも、地域が必要とするサービスも、働く私たちが求めるものも変わっていきます。
その様な社会の変化に敏感でスピード感をもって対応できる病院を目指しているのが、こうのす共生病院だと私は思います。(もし全く違っていたらこのブログは削除されているハズ・・・)
カンボジアも目まぐるしい速度で毎日のように社会が変化しています。
昨日まであった規則や法律が今日から突然変わったり、超人気な美味しいレストランがある日突然どこかに消えてしまったり・・・
そう、変化するということは日本でもカンボジアでも、毎日を一生懸命生きている我々に大きなストレスを与えます。何かが変わるって本当に大変。
でもその変化を前向きに捉え、良い変化も悪い変化も全てが自分の成長の機会だと思えるようになると、仕事もプライベートも楽しくなると私は思います。 こんな考え方が支えとなり、私もこれまで2年以上をカンボジアで過ごすことができていますし、こらからは皆様と一緒に、さらに毎日の変化を楽しんで頑張っていけたらなと思っています。
「新生活という変化を楽しむ。」
皆様この度は誠におめでとうございます。
また次回のブログでお会いしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
P.S.
下の写真はシェムリアップにある観光業系の専門学校で応急処置(BLS)の講義をした時のものです。
私の役割は監修、監督。
正直言って勉強になるのは生徒ではなく教える我々医療者側です。
人に教えるということを通し、カンボジアの医療者に高いプロ意識と社会的責任、人に信頼されるために必要な素養を身に付けてもらいたいと思っています。(先の見えない長い道のりです。笑)
ではまた。
2023.03.23 内覧会のお知らせ
2023年4月より新たにさいたま市北区にクリニックをオープンすることとなりました。
クリニック名は
「OKP with Life クリニック」
です!
「あなたの人生に寄り添い、共に歩み続けるクリニック」
を理念に、外来診療、訪問診療、リハビリテーション、通所リハ、訪問リハをメインに運営していきます。
4月オープンに向け、現在準備を進めている状況ですが、オープンに伴い近隣住民の方々、関係者の方々に向けて内覧会を実施することとなりました。
【日時】3月25日(土)、26日(日) 10:00〜16:00
【場所】埼玉県さいたま市北区櫛引町2丁目488-1
当日は家族連れで来てもお子さんが楽しめる企画も準備しております。
宜しくお願い致します!
OKP with Life kクリニック 内覧会案内.pdf
2023.03.22 イベント開催しました
こんにちは☺️栄養科です
🌸3月1日、15日は薬剤科とコラボ企画で外来患者様向けイベント 〈塩分測定会&おくすり相談会👂〉を開催しました。
🌟塩分測定会は、当院の管理栄養士がご家庭でお召し上がりの汁物の塩分がどのくらいか、塩分測定器を使用して塩分濃度を計測しました。
🌟おくすり相談会は当院の薬剤師がお薬でのお困りごとなど丁寧にご質問にお答えする形で外来で実施致しました。🌸🍀🌸 次回は3月29日を予定しております。
病院にお越しの際はぜひ お立ち寄りください。
最後に・・・WBC⚾ 日本優勝🏆おめでとうございます👏👏 ⚾おにぎりを作ってみました(笑)
お食事が皆様の生活のたのしみや癒しになっていただけると嬉しいです🌸🍀🌸