2022.03.17カンボジアのコロナワクチン事情
日本の皆さんこんにちは。
こちらカンボジアよりアンコール共生病院(AKH)の西本です。
2022年3月15日、カンボジア暑いです!!
日本の皆様には新年のご挨拶どころか、5ヶ月間もブログを更新せず申し訳ありませんでした。
これからもまだまだカンボジアのリアルな現状をお伝えしますので、どうか仕事や勉強の合間に読んでもらえると嬉しいです。
前回はちょうどカンボジアのロックダウンが終わり、いよいよ開国ムードというお話をさせていただきました。
その後のシェムリアップは道路工事もほぼ完了し、見違えるほど街が綺麗になりました。
シェムリアップ空港の営業も再開され、現在はシンガポールとタイの直通便が飛んでいます。
街を見ても少しずつ海外からの観光客が増えた様子で賑わってきていますね。
一方シェムリアップのコロナ状況はというと、ここ1ヶ月での感染拡大を物凄く感じます。(現場体感)
カンボジアはもう既にCOVID-19陽性者に対し厳しい対応をとっていません。
濃厚接触者という概念や隔離義務などもありませんので、もうみんな順番に風邪をひいていくという感じです。笑
そんな中なぜか元気すぎて検査結果も陰性続きの西本ですが、やはり毎日の喉の消毒が効いているのでしょうか。
いつも通り前置きが長くなりましたが今回は、カンボジアのワクチン接種事情について簡単にまとめてお伝えします。
カンボジアは2020年3月より公的な職務に就く方や軍関係者、医療関係、教育関係者に続くかたちでワクチン接種が始まりました。
当初接種できたワクチンブランドは中国社製の2種類で、「シノバック」と「シノファーム」という会社です。
2020年7月には一般レベルまでワクチン接種が普及し、現在は3回目、4回目の接種が国民になされているといった状況です。
3回目辺りからはアストラゼネカ、ファイザー、モデルナといった、日本でもお馴染みのワクチンが支援としてカンボジアに届くようになりました。
ですので人によっては1、2回目がシノファーム、3回目がファイザーで4回目が?なんてことも普通です。
まさにワクチンカクテル療法、なんて。笑
ワクチン接種を終えたスタッフに聞いてみると、中国製より欧米製の方が副反応強めな気がするとかどうとか・・・
また5歳以下の小児も2回目の接種が間も無く始まるということで、
共生の家(児童養護施設)の末っ子ヨーイも再びビクビクしていることでしょう。
カンボジアではワクチン接種を完了した全ての人に、写真のような接種証明書となるワクチンカードが配られます。
なぜ2種類あるのか詳しい事情は分かりませんが、管轄する機関(国防省or保健省)によってもらえるカードが異なります。
ただどちらのカードでも効力は同じで正式な接種証明書となっているわけですね。
しかしこの辺りも面白いというかカンボジアらしいところですが、名前やQRコードのデータが自分の記録じゃなかったりすることは日常です。
カンボジア人もワクチン接種に対して様々な考え方がありますが、共通しているのは「生活する為に接種しなければならないこと」だと私は感じます。
一時期はワクチンカードを持たないとスーパーマーケットに入れないとか、州間の移動が許されないとか公的な免許が剥奪されるとか・・・
様々な噂が飛び交いました。
日本なら倫理的にそんなわけ!で終わる話ですが、カンボジアではそれが普通にあり得ちゃうから心配になりますよね。
そんな理由からカンボジア人もカンボジアにいる外国人も、感染予防目的よりカード欲しさにワクチンを接種するという人が多いくらいです。
いかがでしたでしょうか、カンボジアのCOVID-19ワクチン事情。
日本とは全く異なっていて面白いと感じた部分もあったのではないでしょうか。
西本はワクチンに肯定も否定もありませんが、な〜ぜか流るるままに未接種で今日に至ります。
とにかくこれからも健康第一で人を避け、仕事に勤しみ、喉の消毒を怠らず、ここカンボジアシェムリアップから元気な姿を皆様にお届けしたいと思います。
日本はまもなく新年度、カンボジアの4月はお正月。
新たな節目と環境を前向きに捉え、真面目に謙虚に、これからも目の前のことを一つ一つ努力したいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本の皆様もどうかお身体に気をつけて、また会いましょう。
P.S.
ちょうど先日、2022.03.07-11の5日間ですが、当院アンコール共生病院(AKH)と北海道科学大学薬学部の学生様とオンラインで繋がる機会をいただきました。
内容としては病院オンラインツアーと題して当院の設備や病室をカメラで撮影しながらご案内したり、お恥ずかしながら西本もカンボジアの薬学事情や医療事情を少々お話しさせていただきました。
私が1年前初めてカンボジアに来た時と同様に、学生様から様々な驚きや疑問の声を頂き、とても盛り上がる面白いオンライン交流でした。
何より最終的に学生様から、「今後の学習意欲や医療者として働くモチベーションが高まった」というお言葉を頂けたことが私にとっては一番救われました。
こうなると是非こうのす共生病院の皆様にも、カンボジアにいる西本からお役に立てることはないかと色々考えておりますので、皆様も毎日仕事でお忙しいとは思いますがまた会える日を本当に楽しみにしております。
↑この一文が気軽に書けるだけでも、カンボジアに来る前にこうのす共生病院で働かせていただけて本当に良かったと全ての関係者様に改めて感謝いたします。
今回は以上です。ではまた。
2022.03.09巡回健診スタートしました
当院の健診センターでは
先月から巡回健診をスタートいたしました!!!
巡回健診は当院にとって、とても大きなプロジェクトで
準備を重ね、ようやくスタートできました
栗橋ナーシングホーム翔裕園、栗橋グループホーム翔裕園、翔裕園を回り、
これから他の各介護施設に出向き、職員の健診を行っていきます
各施設の方々には大変ご迷惑おかけしております
またご協力ありがとうございます
もし、巡回健診をご希望の会社などありましたら当院の健診センターまでご連絡くださいませ
また巡回健診で使用するシステムも導入いたしました
こちらはまた改めてご紹介できればと思っております
今後ともよろしくお願いいたします。
2022.02.28事前Web問診のご案内
かねてから”事前Web問診”というのを導入しておりましたが
今回こうのす共生病院のホームページからすばやくアクセスできるように致しました!!
通常の病院では初診で病院にかかった際、まずはじめに行うのが”問診”になります。問診票の用紙を渡されて、症状や既往歴などを書きますよね。
せっかく問診票に書いたのに、診察時にもう一度同じことを聞かれる、問診を書く時間がもったいないなどの意見があり、約3年前に当院ではタブレットを使用したAI問診を導入しました。
これにより、問診内容の共有ができ、同じことを患者様に聞くことがなくなり、また伝え漏れがなくなることから正確な診断が出来るようになりました。それだけでなく患者様の病院滞在時間も少なくなったんです。
当院の”問診”は通常来院してからタブレットを使用して問診を行うのですが、“事前Web問診”とは、自宅にいながらご自身のスマホで問診を行うことが出来ます。つまり、来院する必要がなくなります。
問診後に表示される番号と氏名を病院へお電話にてお伝えしていただければ、病院に滞在する時間がかなり少なくなるんです。
その”事前Web問診”は、
①スマホで「こうのす共生病院」と調べる
②こうのす共生病院”のホームページにアクセスする
③「アクセスの多いページのご案内」(オレンジ色)の所に”事前Web問診”のボタンがあるのでクリック
使用方法などはページに記載されておりますので、どうぞご活用くださいませ。
当院は
すべての患者様・ご家族の心に寄り添い、「こうのす共生病院に相談して良かった」「心から健康になっていただける」ような接遇や医療を目指しております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2022.02.25頑張れ!浦和学院野球部!!!
昨日、浦和学院野球部の学生が健診でレントゲンの撮影にこうのす共生病院に来られました。
浦和学院は 第94回センバツ高校野球大会の出場が決まっており
今年の浦和学院は実戦経験豊富なピッチャー、投打で高いセンスを秘める二刀流の選手、身体能力抜群の捕手などタレント揃いだそうです。
新体制となった昨秋は県大会優勝。関東大会では強豪を破り、関東大会ベスト4入りを果たしました。
どんな戦いを見せてくれるのか、とても楽しみです!
同じグループとして、また高校野球ファンとして応援したいと思います!
頑張れ、浦和学院!!!!
2022.02.09再生医療の治療 開始しました
こんにちは。
昨日こうのす共生病院にとって新たなプロジェクトが始動しました。
「再生医療」
みなさまは再生医療って聞いたことありますか?
私はこの病院に来るまで聞いたことがありませんでした。
当院の再生医療はPRP療法【PRP(Platelet-Rich Plasma)療法=多血小板血漿療法】で行っております。
患者ご自身の血液から血小板を豊富に含んだ成分(血漿)を抽出し、患部に注射する治療法です。
血小板が放出する成長因子により、組織を修復させ、患部の治癒促進、炎症を抑えるなどの効果が期待できる治療法になります。
この治療法は、現時点では自由診療での治療となりますが、当院はリハビリテーションを含めたセット料金を設定しておりますので、別途料金は発生しておりません。
副作用は、採血前まで自分の体に流れていた、本来は傷を治す働きのある血小板を精製して少量注入するだけなので、重い副作用は報告されていません。
一般的な注入治療と同じく、痛み、赤み、腫れ、灼熱感、皮下出血などの副作用がありえます。
当院では、膝の痛みに対する治療の幅が広がりました。もし、膝の痛みなどで悩みを抱えている方は、まずご相談ください。
当院は
すべての患者様・ご家族の心に寄り添い、「こうのす共生病院に相談して良かった」「心から健康になっていただける」ような接遇や医療を目指しております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2022.02.03検温のお願い
現在高齢者コロナワクチン接種会場となっている関係で駐車場が混雑しております。
お車でご来院される場合は、駐車できない場合がございますので、あらかじめご了承くださいますようよろしくお願いいたします。
また正面玄関にサーモグラフィー検温機を設置しております。
体温を測定していただき、正常の場合院内にお入りください。
体温が37.5℃以上と表示された場合は、院内に入らず、正面玄関に設置されている電話番号(048−541−1131)にお電話くださいますようよろしくお願いいたします。
2022.01.17自動精算機導入いたしました
みなさまこんにちは。
本日から外来で自動精算機を稼働いたしました。
すでに外来受診された方は、会計の横に布にかかった機械を見た方もいたかと思います。
やっとみなさまに披露することができました。
こちらは受付の職員とお金のやりとりをすることなく、機械で精算することができます。
新型コロナウィルスにより人との接触を極力少なくすることで感染のリスクを低くし、また会計が人による会計と2台体制になることで会計をスムーズに行うことができます。これにより病院に滞在する時間を極力少なくすることができました。
【使用方法】
①診察券を入れる
②画面に表示された請求金額を見てお金を投入する
③入金額を確認し、問題なければ確認ボタンを押す
④釣り銭金を受け取る
⑤領収書・明細書を受け取る
クレジットカードによるお支払いも可能になります。
支払い方法が変わり、患者様へお手数おかけすることもあると存じますが、ご利用のほどよろしくお願いいたします。
もし、なにかございましたらお近くの職員にお声かけくださいませ。
当院は
すべての患者様・ご家族の心に寄り添い、「こうのす共生病院に相談して良かった」「心から健康になっていただける」ような接遇を目指しております。
自動精算機の稼働により患者様の待ち時間を大幅に短縮できるよう努めてまいります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2022.01.04あけましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響や病院移転などで、皆さまにご心配とご不便をお掛けしました。
本年は成長の年、ステップアップの年であり、地域の皆様に安心して受診していただける病院作りをしてまいりたいと思っております。
令和4年が皆様にとりまして、より良い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2021.12.20CTとMRIの違いってなに??
放射線科の目玉のふたつCTとMRIの違いってなに??
どちらも体の任意の断面の画像を映し出す装置ですが、
CT装置はX線(放射線)を用いて
MRI装置は強力な磁石の力を用いて患者様の写真を撮っています。
一見するとMRIは被ばくがないため、体に影響なく良いと思われる方が多いかと思います。
もちろんMRIで得られる画像は人体や筋肉、ヘルニアや頭などの診断に有用な画像が得られますが、肺や消化器のような常に動いてしまっている臓器には不向きであり、一回の検査で撮影できる範囲が狭いといったデメリットがあります。
その分CT装置では、一回の撮影で首から足先といった広範囲に撮影が得意となっています。
また、MRI装置では撮影が難しい肺や消化器の撮影が得意になっています。
これらの機械の特徴や患者様の症状に合わせて先生が検査をチョイスし、我々放射線技師が先生の見やすい画像を作成しております。
2021.12.04クリスマスツリー
みなさん、こんにちは!!
12月に入り、どんどんと寒くなってきましたね!気温の変化で体調を崩さないようにしてください。
12月ということで当院にもクリスマスツリーが登場いたしました!
今年は2.4mの大きめのツリーを準備し、来院された方々に少しでも季節を感じていただこうと思います!
いつも当院を陰ながら支えてくれている施設設備、送迎ドライバーメンバーが設置&飾り付けをしてくれました!
ありがとうございます!