2021.11.15最新医療経営PHASE3に掲載されました
このたび、医療法人社団鴻愛会の理事長である神成文裕医師が
最新医療経営 PHASE3に掲載されました。
この最新医療経営という雑誌は1984年から連載されている歴史が長い雑誌になります。
雑誌の中で
①医療・介護連携のモデルケースとなる地域包括ケアシステムをつくること
②二次救急病院として急性期〜回復期を担い、整形外科と高齢者救急を強みとすること
③積極的にシステム導入を進め、スマートホスピタル化を図ること
を中心に掲載されていますので、ご興味がありましたら、ご覧いただければと思います。
2021.11.05睡眠の質と健康について~その②~
睡眠の質と健康について~その①~では閉塞性睡眠時無呼吸症候群(以下:OSAS)についてご案内させていただきました。
今回はOSASの検査と治療について、ご紹介させていただきます。
当院では、患者様の自宅で簡易型の検査が受けられます。
よって、リラックスした状態での検査が可能です。
また治療に関しては、生活療法、マウスピース、外科的手術と種類がありますが
当院では、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)という治療が受けられます。
CPAPはOSASの治療として第一に選択される呼吸療法です。
院内に上記の検査・治療に関するパンフレットを準備しておりますので
ぜひ、職員までお問合せください。
2021.10.28カンボジア開国に向けて
日本の皆さんこんにちは。
こちらカンボジアよりアンコール共生病院(AKH)の西本です。
前回のブログより2ヶ月以上空いてしまいましたが、みなさん元気にお過ごしでしょうか、本当にお久しぶりです。
西本、元気に生きています!!笑
気が付けばもう10月が終わろうとしていますが、日本はだんだん寒くなっていることでしょう。
カンボジアの状況もこの2ヶ月間でガラリと大きく変化しました。
8月中旬から9月上旬にかけてCOVID-19陽性者がピークに達し、日本では絶対にあり得ない厳しさのロックダウンを1ヶ月経験しました。
スーパー、銀行、郵便局など公的機関と商業施設が全て封鎖。
市民は外出禁止、移動禁止。守らなければ鞭打たれ網で捕獲されて逮捕です。怖
そんなロックダウンの中、西本は何をしていたかと言いますと、いつも通り病院と家を往復する毎日・・・(平常運転)
自宅に買い溜めしていたウイスキーも早々に底がつき、禁酒によりむしろ健康的なロックダウン生活を送れたような気がします。笑
通勤時は病院スタッフの許可証を見せることで検問を通過できましたが、警察や軍関係者に毎回ジロジロ見られるのはとても緊張した覚えがあります。
ロックダウンにより病院への来院患者数は減っていましたが、毎日変わるカンボジアの状況や規制に病院側も速やかに対応しなければなりません。
正しい情報を整理して、方針を決めてスタッフに伝達する。
管理者としてその日暮しの対応が続くのはあまりよろしくないですが、それでも院内感染が予防できていることは何にも変えられない良いことかと思います。
(↑仕事の時はいつも病院のシェフにご飯を作ってもらっています)
そんなカンボジアですが、10月に入った途端に超急展開を迎えました。
2021年10月1日「今からロックダウン辞めます!!」
※今日からではなく“今”から※
大統領の一声で全てが終了。本当にすごい。
朝までガチガチ警備で固められていた道路からはポリスが消え、閉鎖していたマーケットには水を得た魚のように人が溢れました。
日本で看護師をしていた時にも考えたことがありましたが、感染対策に完璧というものはないんですよね。
上限が無い分、理想を求めるほど時間もお金も人も必要になります。
だから誰かが決めた大枠の中で一般常識とのバランスを取りながら、できる限りの方法でやるしかないのだと思います。
そこは日本もカンボジアも同じですね。
国の政策と感染対策は時に相反するものとなってしまうので、本当に試されるのはロックダウンが解除された後のこれからです。
規制や規則、縛りが緩くなるということは、それだけ個人個人の自制心が試されるということ。
そう考えると国民の自制心と法律は関係があるし、職員の自制心と職員規約は関係があるのだな、なんて。
いつも通り全然関係ない話にはなってしまいましたが、カンボジアのコロナ政策から人材管理のヒントを見つけた気がします。
それはそうと兎にも角にもこれでカンボジアは一気に開国ムード。
旅行者の受け入れを2022年1月に定めているようですが、まだまだ世界もコロナ禍でどのような状況になるのか想像ができません。
しかしながら最近は他国からの入国者の隔離制限が緩和され、カンボジアは観光業復活に向けて確実に進んでいると言えます。
住民の夜間外出禁止令も解かれ、街には明るさと賑わいが戻りつつあります。
開国に向けてワクワクする反面、確実に水面下で広がる感染。
開国と感染対策。
両方の未来に向けて準備をしていかなければならない点に困難さは感じますが、
私らしく楽しみつつも、スタッフ皆と協力して前向きに頑張っていきたいと思います。
(↑観光客のいない静かなアンコールワットもそろそろ見納めでしょうか)
今回はここ2ヶ月のカンボジアの変化を、コロナ事情を中心にお伝えしてみました。
日本も治療法がある程度確立されつつあり、徐々にコロナの恐怖が和らいでいるのでしょう。
カンボジアの観光が復活して良い意味で忙しくなる前に、私も一度日本に帰って美味しいご飯を食べたいな、なんて思います。笑
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
次回のブログはカンボジアの「ワクチンカード」をテーマに書きたいと思います。
もう既に首都プノンペンではこのワクチンカードがないと、ホテルやマーケットに入れてもらえない状況です。
そして西本、まだワクチンうってません。汗
Withコロナ生活は国々によってまだまだ違いが大きそうですね。
これからもカンボジアのリアルな様子や私の感情の変化を、日本のみなさんに知ってもらえたら嬉しいです。それではまた次回お会いしましょう!!
ありがとうございました。
2021.10.04睡眠の質と健康について~その①~
〝閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS:オーサス)〟
という病気をご存じでしょうか?
睡眠中に何回も呼吸が止まり、ぐっすり眠ることができない病気です。
呼吸が止まる・・・なんだか恐ろしい響きです・・・。
また、睡眠中だけでなく日中起きている時にも症状が現れます。
強い眠気を感じ疲れが取れない、居眠りや頭痛などがあります。
居眠りや頭痛くらいなら、昼寝して痛み止めを飲めばいいや!
寝ているときは意識ないし、大した症状がないなら放置しても心配ない気がする。
と、思われる方がいるかもしれません。
しかし、OSASは生活習慣病(糖尿病、高血圧、心疾患、脳血管障害)
にかかるリスクを増大させると言われています。
特に心疾患は正常者より3倍、脳血管障害は正常者より4倍リスクが上がるそうです。
既に、糖尿病や高血圧症を治療中の方はOSASが何か関係しているのかもしれません・・・
睡眠の質は健康のためにも、良いものにしておきたいですね。
OSASの詳しいご相談、診察は毎週火曜日 午前 耳鼻咽喉科外来で承っております。
職員まで、お気軽にお問合せください。
次回、~その②~では睡眠時無呼吸症候群の検査・治療をご紹介いたします。
2021.09.27消防訓練実施
先日、新病院になって初めての消防訓練を実施しました。
病院では1年に2回、消防訓練の実施が義務付けられています。
今回は食堂の調理場からの火災を想定して訓練を行いましたが、
もしも病院で火災が起こったら、その場にいる職員は素早い初期対応が求められます。
避難経路はどこなのか、防火設備はどこに設置されてあるのか、またその使い方など、職員が知っておかないといけないことはたくさんあります。
患者様を安全に避難させるには、まずは職員が防災の意識を高めなくてはなりません。
勤務年数の長いベテランもいれば、まだ入ったばかりの職員もいる中でみんなが同じ動きをできるようにするためにはどうしても訓練が必要です。
パニックにならないためには継続的な訓練が必要だと思いました。
2021.09.21Activity(創作活動)
こんにちは。
デイホスピタルからのお便りです。
デイホスでは運動に特化し、専門職のリハビリテーションの他に様々なマシントレーニング、運動コンテンツにてご支援をしています。
運動コンテンツの内容については、今後順次お伝えさせて頂きたいと思っています。
デイホスは「生きがいや楽しみ、気分転換の1つの場所」になれるように、毎月activity(創作活動)の週をご用意し、ご提供しています。
Activity自体は5分~10分程度で完成しますので、運動の合間でも作成可能です。
ご病気やお怪我により、上手く身体が動かすことが大変な方にも行えるように、事前にどのような方法なら行えるか職員が考え、工夫しています。
作品を通して、楽しみ、少しでも自信がついて頂ければ・・・笑顔になってもらえれば・・・
これからも皆さんの笑顔が沢山生まれるようご支援をさせて頂きます。
2021.09.13チラシ・パンフレット配布しています
当院ではパンフレットやチラシを外来と総合受付のところに置いております。
外来で診察を待っている間や、会計を待っている間にぜひお手にとって見ていただけると幸いです。
定期的に更新し、退屈しない時間を提供していきたいと思います。
2021.08.30見守りセンサー導入しています
こんにちは。
今日は、病棟で使用しているあるものを紹介したいと思います。
当院では患者様の状態を把握する見守りセンサー「aams」というものを導入しています。
ベッドのマットレスの下にセンサーマットを設置するだけで、
深い眠り、浅い眠り、覚醒、離床といった患者様の状態をモニタに表示させ、アラート時ナースコール連携された職員のスマホに通知されます。また心拍や呼吸数の把握も可能です。
これにより患者様が離床や転倒の前にすぐに対応できます。
ベッド周りをみてもどこにaamsがあるか分かりませんよね?
患者様に装着する装置ではなくマットレスの下に敷いているだけなので、不快感は全くなく違和感なく寝ることが出来ます。
入院患者様の身体拘束を極力なくし、ストレスフリーの入院生活を送ることができます。
このようなシステムを当院では積極的に導入しています。
2021.08.23自分は自分だけを変えることができる
日本の皆さんこんにちは。
2021年8月12日、気温34℃、湿度53% (原稿をいただいた日付)
日本の方が暑い・・・?
ということで、こちらカンボジアよりアンコール共生病院(AKH)の西本です。
日本は真夏でしょうか、関東近郊では連日最高気温が40℃近いというニュースをこちらからも確認しています。
どうか皆さんご自身のお身体を一番大切に。
さて現在のカンボジア国内はCOVID-19に関する規制やロックダウンが過去最高に厳しい状況です。アルコール飲料販売禁止、飲酒を伴う集まりの禁止、午後9時から午前3時までの外出移動禁止。この程度はもう当たり前となっています。
病院のあるシェムリアップ市内も地区によって3段階の危険度に分かれ、ところどころ検問強化により移動制限が今まで以上に厳しくなっています。
そんな中ですが当院アンコール共生病院にもついに、COVID-19迅速抗原検査を実施する許可を保健省より頂きました。PCR検査と何が違うの?迅速検査って信頼性あるの?
ということは、今はさておき・・・
現在もカンボジアではPCR検査を含めCOVID-19患者の治療や管理に関わることができる施設が公的機関や公立病院にほぼほぼ限られています。そこで登場したのがこのCOVID-19 rapid testです。
ここ1.2ヶ月の間にも私が住むシェムリアップでこの迅速検査が一気に広まり、良くも悪くも一般の方でも普通に買えてしまうようになりました。最近は病院の中に入る為にまずこのrapid testをしないと、受診させてもらえない病院も増えています。
そしてCOVID-19 rapid testのお値段相場1回30~35$、日本円にすると3500円前後でしょうか。まず病院を受診するためにこれくらいのお金が必要で、さらにそこから診察費、検査費、お薬代とかります。
皆保険制度?ございません。 高額療養費制度?ございません。
お金がなく民間病院を受診できない人は、公立病院に行く他ありません。
公立病院でもやはりお金がなければ、できる治療が限られてしまいます。お金がなければ治療は受けられない!!
日本と他国の常識が違うことはカンボジアに来る前から分かってはいましたが、でも実際にそのような人々をたくさん目の前にすると実感することは多いです。
こういうことがあるとやはり日本の社会保障のありがたさを感じつつも、反面ぬるま湯に浸かってハングリーさにかける日本の国民性を痛感したりもします。
病気をした時にちゃんと治療してもらえる為に勉強を頑張って良い仕事に就くとか、お金を稼ぐとか、自分は小さい頃からそんなふうに思ったことは一度もありませんでした。
でも別にこのような価値観を日本の皆さんに押し付けたい訳ではなくて、自分も日本にずっといたら社会保障の無駄さに愚痴を言うこともありましたから。笑
ただ他の国のことを知ってしまった以上やっぱり日本とは比較してしまうし、その時に変化した感情や価値観をこれから誰かのためにどう役立てていくかというだけです。
自分はゲームが好きなのでいつもこんな考え方になりますが、人生ゲームとしては日本よりカンボジアの方が難易度hardかなと。でもhardモードが偉い訳ではないし、easyモードしか知らないのが半人前でもないです。
結局みんな同じゲームやっているのだから、お互いをリスペクトして楽しくやれば良いのになと思います。
日本でもそうですが、人間関係のいざこざみたいなものはカンボジアでも日常で、長く医療現場で働いている私目線だと日本もカンボジアも同じでした。
・相手を絶対にリスペクトする
・自分は謙虚であれ
・正しいと思うことは自信を持って主張する
・でも間違っていたと気づいたら素直に謝る
たったこれだけでいいのに、できないしやろうとしない。
おい、西本は完璧かと?言われれば違いますが、でもこういう場を含め昔から公に宣言することで自分は自分に枷をはめています。年齢や立場は関係ないですよ、もちろん。
相手のことをどうこう言う前に、
まず「自分が変わる」という行動を選ぶこと。
これは選択理論といいます。
職場やプライベートの人間関係でお悩みの方は、是非一度検索してみると良いかもしれません。
ちなみに私は看護師6年目くらいに、この選択理論に出会いました。
決めゼリフは、
「自分は自分だけを変えることができる」です。
当時は住んでいる賃貸の玄関ドアの内側に、この決めゼリフを書いた紙を貼り、毎日家から出る前にこの言葉を自分に言い聞かせて出て行きました。その結果、良くも悪くもこのような性格になりました。笑
そんなこんなで迅速検査の話からなぜか最後は、いつも通り西本のお悩み相談になってしまいましたね。
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。日本の皆さん、とにかく西本はまだまだ元気です!
こうのす共生病院のFacebookやインスタもばっちりチェックして、新築でキレイな病院いいなーと指をくわえて見ております。
それはそうと一応当院にも公式Facebookがありますので、
「Angkor Japan」と検索してイイねをポチッとお願いします!!
最後は宣伝で申し訳ないですが、カンボジアでのFbのパワーは本当に絶大なので、
是非あなたの清き一票を私とAKHにお恵みください。
ありがとうございます。ありがとうございます!!
それではこの後スグ、Facebookでお会いしましょう。笑
ではまた。
2021.08.12東京2020オリンピックトーチが当院に!
こんにちは。
当院の神成文裕理事長の実の兄であるGenkiGroup神成裕介理事長が、
7月7日行田市で聖火リレーのランナーとして走り、「共に生きる」という私たちの想いを、次のランナーへとつなぎました。
そこで使用した「東京2020オリンピックの聖火リレートーチ」が、本日こうのす共生病院に展示されました。
私の感想は「すごい!!!」の一言 ←語彙力の無さ 笑
トーチは、桜ゴールドという色で
日本人に愛されてきた花である桜をモチーフにデザインされており、真上から見ると桜の花びらが5枚、開いているように見えます。
ちなみにこのトーチは継ぎ目のない、ひとつなぎのトーチで製造されているみたいで、
私たちの理念である「共に生きる」という想いも、鴻巣市をはじめいろんな方につなげていければと思っています。
このようなトーチがこうのす共生病院に来たということで職員全員大興奮でした。
もちろん外来に来られた患者様や御家族も見ていただいて皆さん楽しんでおられましたね。
病棟にも運んで、入院されている方にもオリンピックの雰囲気を味わってもらいました。
そして、栄養科の方々がオリンピックの開会式に合わせて
野菜でオリンピックマークを作り、お食事と一緒に提供しました。
「すごいですよね!!!」 ←再び語彙力の無さ 笑
みなさま、この5つの輪、なんの野菜で出来ているか分かりますか?
黄・黒・緑・赤は形からなんの野菜かわかるかと思いますが、青は分かりませんよね?私も分かりませんでした。
管理栄養士の方に聞いたところ、タマネギを切って青の着色料で色つけしたみたいです。こだわりが素晴らしすぎます。
こうやってこうのす共生病院の中でもオリンピックを盛り上げていました。
コロナ渦で実際に観戦することは出来ませんが、家でこの後始まるパラリンピックを一緒に応援しましょう!