放射線科の目玉のふたつCTとMRIの違いってなに??
どちらも体の任意の断面の画像を映し出す装置ですが、
CT装置はX線(放射線)を用いて
MRI装置は強力な磁石の力を用いて患者様の写真を撮っています。
一見するとMRIは被ばくがないため、体に影響なく良いと思われる方が多いかと思います。
もちろんMRIで得られる画像は人体や筋肉、ヘルニアや頭などの診断に有用な画像が得られますが、肺や消化器のような常に動いてしまっている臓器には不向きであり、一回の検査で撮影できる範囲が狭いといったデメリットがあります。
その分CT装置では、一回の撮影で首から足先といった広範囲に撮影が得意となっています。
また、MRI装置では撮影が難しい肺や消化器の撮影が得意になっています。
これらの機械の特徴や患者様の症状に合わせて先生が検査をチョイスし、我々放射線技師が先生の見やすい画像を作成しております。