
気温や気圧の変化が激しい季節の変わり目は、自律神経や免疫力が乱れやすく、多くの方が「風邪かな?」と感じて体調を崩します。
しかし、その長引く症状は、体の見過ごしたくない大切なサインかもしれません。
今回は、自己判断せずに注意したい症状と、医療機関でのチェックが推奨されるタイミングについて解説します。
放置してはいけない「長引く症状」とは?
一般的な風邪の症状(鼻水、喉の痛みなど)は、安静にしていれば数日から1週間程度で改善に向かいます。
しかし、以下の症状が続く場合は、風邪とは異なる原因が隠れている可能性があります。
- 長引く、続く咳:咳だけが2週間以上続く場合、アレルギーや気管支喘息、あるいは他の感染症が原因で起きている場合があります。
- 強い倦怠感(だるさ):熱が下がった後も、回復せず、以前のような元気がなかなか戻らない状態が続く場合は、甲状腺疾患や慢性的な疾患の可能性も視野に入れる必要があります。
- 胸の痛みや息苦しさ:咳に加えて胸の痛みや強い息切れを感じる場合は、肺炎など、より専門的な治療が必要な状態である可能性があります。
医療機関での検査が推奨されるタイミング
ご自身の体を守るために、「このくらいなら大丈夫」と自己判断せずに、体の変化を正しく把握することが大切です。
特に以下の症状が見られる場合は、医療機関での検査や相談をおすすめします。
- 咳が2週間以上続いている、または夜間に悪化する。
- 安静にしていても息苦しさを感じる。
- 発熱が続いている、または治りかけで再び熱が出た。
- 症状により日常生活に大きな支障が出ている。
健診センターからのお知らせ
体の小さな変化は、私たちの健康を守るための大切な情報です。
長引く症状や不安な変化を「気のせい」で片付けずに、一度検査を受けてみませんか?
当院の各種ドックや健康診断では、問診や血液検査を通じて、ご自身の体の変化を多角的にチェックできます。
体のサインを正しく把握し、健やかな毎日を送りましょう。
健診センター直通:048-541-7737