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2021.04.09一輪の花

一輪の花

日本の皆さんこんにちは。

こちらカンボジアより、アンコール共生病院の西本です。

写真は病院の庭にある土地の神様です。

前回の投稿より少し期間が空いてしまいましたが、
気が付けばもう日本は新年度ですね。

この度新たにこうのす共生病院にご入職された皆様、おめでとうございます。

引き続きこのブログを見てくださる人にとって、
少しでも明日の活力になれるよう私も頑張りたいと思います。

それはそうと、こうのす共生病院もいよいよ新病院への移転間近となり、
スタッフの皆さんは準備などますますお忙しい日々かと思います。

一方こちらカンボジアには日本のような年度始めというものが無く、
2021年は4月14日〜16日が国のお正月休みとなっています。

ただ今年も去年に引き続きコロナの影響で正月ムードは皆無であり、
学校も休校措置になったりと新入学の予定も立たないという状況です。

新型コロナウイルス感染症に関しては前回の記事でもお伝えしましたが、
市中感染発生から感染者数はこの1ヶ月で5倍以上に増加しました。

感染拡大は主に首都プノンペンですが、車で5〜6時間程の距離にある
ここシェムリアップにも徐々に感染拡大の波が近づいている気がします。

日本とは大きく異なるカンボジアの感染対策事情をこのままお話しするのも面白いかと思いましたが、
今回は新年度らしいことを私なりにお伝えしていきます。

「新年度」いい言葉ですね。私は割と好きです。

心機一転感があり、改めてやる気が少しだけ湧いてきます。

とりあえず今までの自分は全部リセット!!

昨年度の自分に目を背ける部分はありますが、
今日からもう一度頑張っていこうという新鮮な気持ちですね。

しかしそんな前向きな新年度をみんなが迎えている訳ではなく、
中には6月のボーナスまでなんとか耐えて頑張ろうという人もいるでしょう。

ただどちらにせよ新年度というのは、
「自分の環境が大きく変わる」ターニングポイントです。

働く場所が変わったり、一緒に働く人が変わったり、
立場が変わって先輩になったり、頼りにしていたあの人がもう居なかったり。

私も昨年の12月に突然カンボジアに来ましたので、
働くというかもはや生きる環境が大きく変わってしまいました。

思い返せばカンボジアで働こうと思った事もそうですが、
これまで私はあえて自分の環境を変える選択を多くしてきた気がします。

下の写真の花は病院から450kmも離れた、
カンポットという街から苗を持ってきました。

たくさんの苗を庭に植えましたが、
今咲いてくれているのはこの花だけです。

環境って大事ですね。

仕事の環境が変われば仕事の難易度も大きく変わります。

物の位置が分からないだけで仕事に時間はかかりますし、
何度も人に聞いたり迷惑をかけたりで心も疲れ気味になります。

三次救急から在宅ホスピスに転職したら難易度は下がるのかと言われたら、
確かにイージーな事もありますがそうではない部分もたくさんありました。

だから「環境が変わる」ということ自体が超ハードですし、
自分の「心と体の負担が一時的に増える」ことだと私は思います。

この一時的というのがいわゆる「慣れるまで」ってやつですね。

「早く慣れてね〜(プレッシャー)」
「慣れるまで大変だけど頑張ってね〜(プレッシャー)」
「もう慣れた?(プレッシャー)」

笑。

そして職場に慣れるというのは「その職場の環境に適応する」ことです。

職場や生活スタイルが変わる時、
私はとにかくその環境に適応する事を意識しています。

また新しく来てくれた人に対しては、
少しでもストレス無く環境に適応してもらえるよう接します。

昔、教育評論家の尾木ママが「親の役割は子どもを社会に適応させてあげること」と言っていました。

引きこもりでも不登校でも、社会に適応していれば何も問題はない。

親の役割はどうにか部屋から子どもを引きずり出すことではなく、
部屋の中の子どもを今の社会に適応させてあげることなのだと。

綺麗事に聞こえる人もいるかもしれませんが、
私はこの考え方を実践してから信頼してくれる人が増えた気がします。

コロナと新年度でさらにストレスレベルが上がる日本ですが、
5月病予防の為にこんな考え方もどこかで参考にして頂けたら嬉しいです。

今回はあまりカンボジアらしさのないブログとなってしまいましたが、
日本でこの考え方に気づいたからこそ、私は今カンボジアでも心身共に元気でいられます。

病院職員は自分の健康があってこそ良いパフォーマンスができると思うので、
皆さんもどうかご自身のお身体に一番にケアしてあげてください。

これから新病院でますます活躍されていく皆さんに負けないよう、
私もカンボジアでできることを少しずつ増やしていきます!!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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