
もの忘れ外来のご紹介です。
概要と特徴
もの忘れには「正常加齢によるもの」または「病的認知症の初期症状によるもの」があります。もの忘れ外来では、初期の記憶障害から認知症を早期発見し治療を行います。認知症の始まりは、老化による単なる物忘れと区別がつきにくいこともあるため、ご家族や身の周りの方々が、日常の些細な言動の変化を見逃さず、早めにご相談ください。他、心配なことがあればお気軽にご相談ください。
もの忘れ自覚症状
- 食事したことを忘れる
- ものの名前が思い出せない
- お財布などの大事なものを失くしてしまう
- 話のつじつまが合わない
- 慣れた道でも迷う、外出すると家に帰れなくなる
ご家族のこんな症状が気になる
- 同じことを何度も言う
- 料理、買い物や計算のミスが多くなり、確認行為が増えた
- しまい忘れ、置き忘れが増え、探し物をする頻度が増えた。探し物を誰かが盗ったと言う
- 一人になると怖がったり寂しがったりする
- 身だしなみを気にかけなくなった
- 趣味や好きなことに興味を示さない
- 怒りっぽくなった。または、頑固になった
物忘れ外来の対象について
- 物忘れ外来は、認知症の診断および治療の専門外来です。
- 対象年齢は60歳以上とし、それ未満の方の受診はご遠慮ください。
精神疾患をお持ちの方について
- 精神疾患による物忘れ等がある場合、適切な診療が困難となるため、物忘れ外来での診察は対応いたしかねます。
- 当院でかかりつけとなることで、入院受け入れが困難な可能性があるため、精神疾患をお持ちの方の受診はご遠慮ください。
診療の流れ
- 予約
ますは、お電話にてご予約をお願いいたします。
外来診療日:毎週火曜日(9:00~11:30) - 問診
現在の症状、いつ頃から症状が出始めたのか、日常生活への影響など、詳しくお伺いします。 - 身体診察
脳の機能や体の状態を調べるために、問診に基づいた身体診察を行います。 - 検査
脳の画像検査(MRI、CTなど)や、血液検査、神経心理検査など、必要な検査を行います。
検査の内容は、患者様の症状や、医師の判断により異なります。 - 診断と説明
検査結果に基づき、診断を行い、患者様やご家族にわかりやすく説明いたします。
診断結果に基づき、治療法や今後の生活についてご提案いたします。 - 治療開始
診断結果に基づいた治療を開始します。
治療の内容は、患者様の状態や、ご希望に合わせて決定します。