
暑い夏の間、連日の猛暑や冷房の影響で体に疲れがたまり、夏バテや体調不良を感じている方も多いのではないでしょうか。
9月は季節の変わり目であり、身体のリズムが変化しやすい時期でもあります。
この時期にしっかり体調を整え、生活習慣を見直すことで、秋から冬にかけての健康維持につながります。
厚生労働省が9月を「健康増進普及月間」と定めているのは、生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)の予防や重症化防止、健康寿命の延伸を目指し、国民一人一人の健康意識を高めるためです。
この機会に「今の自分」の健康状態を見つめ直してみませんか。
夏の疲れが秋に出る『秋バテ』に負けない体作りをしよう
夏の強い暑さや冷房による冷えで自律神経が乱れたり、消化機能が低下したりすると、体は疲弊しやすくなります。
この疲れは秋に「秋バテ」として現れることもあり、だるさや食欲不振、集中力の低下を引き起こします。
体調を整えるためには、バランスの良い食事と良質な睡眠、そして適度な運動がなにより大切です。
特に、野菜や果物でビタミン・ミネラルを補い、体の修復力を高めましょう。
軽いストレッチやウォーキングも血流を促し精神的なリフレッシュにもつながります。
朝晩の気温差に合わせた服装と体調管理を
9月は日中は夏日のこともありますが、朝晩は涼しくなるため、気温差に体が適応しづらく、体調を崩しやすい時期です。
服装は脱ぎ着しやすく調整しやすいものを選び、冷えを感じたら一枚羽織るなど体温管理を心がけましょう。
エアコンの使い過ぎは体を冷やしすぎる原因になるので注意が必要です。
禁煙・運動・食事・睡眠の4つを見直すチャンス!

厚生労働省の「スマート・ライフ・プロジェクト」では、健康寿命を延ばすためのキーワードを「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、良い睡眠」と示しています。
この4つの生活習慣を少しずつでも改善することで、生活習慣病の予防のみならず、日々の活力や心の健康も保ちやすくなります。
毎日の散歩や階段利用などの小さな運動習慣、野菜や魚中心のバランスの良い食事、禁煙を心がけること、夜のスマホや過度のカフェイン摂取を控え、良質な睡眠時間を確保することがポイントです。
健康診断・検診で「今の自分」をしっかりチェック
健康診断や人間ドックは、症状が出る前の早期発見・予防に大変効果的な手段です。
特に生活習慣病は自覚症状があまりないまま進行し、放置すると心筋梗塞や脳卒中など命に関わるリスクを高めます。
9月は健康増進普及月間として、各地で検診受診の呼びかけが強化されます。
特定健診などの定期検査をまだ受けていない方、体調に不安を感じていない方も、この機会にご自身の体の状態を具体的に把握しましょう。

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