ICT(感染制御チーム)による職員向けハンドケア講習会の様子です。
乾燥するこの季節
医療従事者にとって手荒れ(ひび・あかぎれ)が起こりやすい時期にもなりました。
感染対策のため
医療従事者は適切な手指消毒を行うことが求められます。
しかし、手が荒れているときのアルコール消毒・・・・
正直、痛い!!!!
なぜ手指消毒を頻回に行うと手荒れが起きてしまうのか・・・
それは、皮膚の表面にある角質層は、皮脂膜に覆われています。この皮脂膜は外から刺激物が侵入するのを防ぎ、水分を保つ“皮膚のバリア機能”を担っていますが、手洗いやアルコール消毒により菌と一緒に洗い流されてしまうため、バリア機能が低下し、手荒れを招いてしまいます。
手荒れによる手指の痛みは、医療の現場で手指衛生順守率を低下させます。
また、手にダメージがあることで手指に通過性細菌が残り 医療従事者の手指を介した交差感染を起こすリスクとなります。
無論、医療従事者自身への感染リスクを高める要因にも繋がります。
ハンドケア(保湿・血行促進ハンドマッサージ)の重要性を学び 手荒れに負けず、感染対策の質を維持する
現場職員に寄り添いながら行われた、感染予防対策講習でした。