
2月は、一年の中でも空気が乾燥しやすい季節です。
乾燥というと肌荒れを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、のどや気道、嚥下機能にも影響を与えやすく、体調全体に関わることがあります。
乾燥が嚥下に与える影響
乾燥はのどや口腔内の粘膜を弱らせ、飲み込みに違和感やむせを引き起こしやすくなります。
食べ物が喉に引っかかる感覚や、飲み込む際に違和感を感じることも。誤嚥(ごえん)のリスクも高まり、肺炎などの合併症につながる恐れがあります。
のどの違和感や咳が続いたり、呼吸が浅くなったり、飲み込みに時間がかかる・むせるといった症状が出たりすると、「なんとなく疲れやすい」「体を動かすのがおっくう」と感じることもあります。
これは、乾燥によって呼吸がしづらくなったり、体が緊張しやすくなったりすることが一因と考えられています。
冬に多い「小さな不調」を見逃さない
乾燥した空気は、のどや鼻の粘膜を弱らせ、ウイルスや細菌への抵抗力を下げてしまうことがあります。
その結果、
- 咳や痰が出やすい
- 声がかすれる
- 飲み込み時の違和感・むせ・喉の引っかかり
- 息苦しさを感じる
- 体力が落ちたように感じる
といった症状につながることがあります。
どれも日常生活では見過ごしがちな変化ですが、積み重なることで体調を崩すきっかけになることもあります。
日常生活でできる乾燥対策
冬の乾燥対策として、特別なことをする必要はありません。
日常の中で、次のような点を意識するだけでも違いが出てきます。
- 室内の湿度を40〜60%程度に保つ
- のどが渇く前に水分をとる
- 冷たい空気を直接吸い込まないよう、マフラーなどを活用する
- 睡眠をしっかりとり、体を休める
またこれ以外にも、体を冷やしすぎないこと、無理をしないことも、冬を乗り切る大切なポイントです。
気になる症状が続くときは
「年のせいかな」「冬だから仕方ない」と思っていた症状が、実は治療やケアが必要なサインであることもあります。
のどや呼吸の違和感、嚥下障害(むせ・飲み込みづらさ)、体力の低下が続く場合には、早めに医療機関へ相談することで、安心して日常生活を続けられることにつながります。
こうのす共生病院では、患者さん一人ひとりの状態を丁寧に確認し、必要に応じて耳鼻科・呼吸器内科・リハビリテーション科が連携しながら対応しています。
寒さと乾燥が続く季節だからこそ、ご自身の体の声に少し耳を傾けてみませんか。