「カンボジア滞在、3年が経ちました。あけましておめでとうございます。」
日本の皆さんこんにちは。
こちらカンボジアよりアンコール共生病院(AKH)の西本です。
2024年1月4日、カンボジアシェムリアップ、気温32℃。暑い。
カンボジアは12月下旬より完全に雨季から乾季に移り、朝晩は寒さを感じるほどに気温が低くなりますが、日中は変わらず強い日差しに照らされ暑いです。(外に出たくない)
2024年早々より日本の良くないニュースがこちらにも届いており、多くのカンボジア人も日本の状況をシェアして心配してくれています。
そのような状況ではありますが、私もこのブログを通して日本の皆さまに新年のご挨拶をさせていただけたらと思います。
日本からいつもブログを読んでくださる皆様、昨年もカンボジアにたくさんのご支援をいただき本当にありがとうございます。
「自分は何もしてないだろう」と思われる方も、実は間接的に支援がガッツリ届いています。これは本当です。ありがとうございます。
2024年は是非1人でも多くの方にカンボジアにお越しいただき、直接お会いして現地のスタッフと共に日頃のお礼を申し上げられたらと思います。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
私事になりますが、カンボジアに赴任し3年が経ちました。いつもカンボジアで生活を支えてくれる現地のスタッフに感謝するばかりです。
私が住むシェムリアップは世界遺産アンコールワットのある街で観光都市ですが、まだまだ観光客はCOVID-19前の40%にも満たないとのことです。
しかしながら3年間で感じる変化は大きく、年々街は明るくなり、クリスマスや大晦日などのイベントも年を追うごとに派手になっています。
アンコール共生病院としても昨年は日本との関わりが一気に増加し、こうのす共生病院をはじめ、フォレストデンタルクリニック、日本大学医学部附属板橋病院、埼玉医科大学病院など多くの医療者、関係者の皆様にカンボジアへお越しいただき、様々な形でのご支援を頂きました。
歯科検診
BLSトレーニング
手洗い衛生指導
理想は日本の支援活動を現地のスタッフがマネすることで自分たちの実力にすること。そして次は自分たちの活動としてカンボジアの誰かの為に届けて還元していくことです。
「与えられる側から与える側へなろう」
日本の皆様から頂いたモノを余すところなく我々の血肉にしようというのが、2024年意識的に進めていきたい当院の方針です。
そういえば昨年の大きな変化がもう一つ。
日本の眼科医が当院に来てくれました。
加藤寛彬(カトウヒロアキ)先生。網膜硝子体の手術がご専門とのことですが、カンボジアに来てしまってはもう活動の幅はとどまるところを知りません。笑
日本人医師として当院の救急から総合内科までなんでも診ていただいています。
無事にカンボジアでの総合内科医と眼科医の免許を取得でき、日々現地の医師とコミュニケーションをとりながらご活躍いただいています。
歳は私よりも一つ上でウイスキーも大好き。
医療者として頼れるのはもちろんですが、私と違い社交的で心の広い明るいナイスガイです。(いいお兄ちゃんができた)
加藤先生にとってもカンボジアやシェムリアップの医療事情は衝撃の連続だと思いますが、
そのような中でも前向きに未来を見据えて辛抱強くお力添えをいただける仲間となってくれました。
最近の西本&加藤はとにかく白内障の手術が1日も早く再開できるようアレコレ格闘中ですが、
先日は手術マシーンのタッチパネルを一緒に交換し正常に作動した喜びを分かち合いました。
今後は加藤先生にもブログを書いてもらえると、日本の医師の皆様にもより楽しんでもらえるのではないかと思っています。
そんな形で西本の2024年、4年目のカンボジア滞在期がスタートしておりますが、今年も皆様にとってポジティブなことが多い一年になることを願いつつ、そしてこのブログやカンボジアが少しでも皆様の何かを満たせられるよう頑張っていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。