
「膝が痛いのは年齢のせい」だけではありません。
スポーツ、立ち仕事、冷え、姿勢のクセ――。
年齢に関係なく、膝は日々“こすり減り”が起きています。
特に40代以降は変形性膝関節症の頻度が増えてきますが、若い方でも負担や使いすぎ、外傷などさまざまな理由で膝の痛みを感じることがあります。
痛みの原因とタイプ別チェックリスト
膝の痛みにはさまざまなタイプがあり、原因によって症状や対策も異なります。
以下のセルフチェックを参考に、現在の「膝の状態」を確認してみましょう。
\5つのタイプ別セルフチェック/
- 朝より夜に痛む → 過度な負担による痛み(使い過ぎ型)
- 立ち上がりや階段で痛む → 加齢や軟骨のすり減り(変形性関節症型)
- 運動後に違和感や腫れ → 半月板・靭帯を中心とする炎症型
- じっとしていてもズキズキ痛む → 強い炎症や急性期
- 痛みはないが動かしづらい → 筋力低下や関節拘縮型
※あくまで参考の例です。正確な診断には専門医の診察が必要です。
最近、膝に違和感や痛みを感じるけど、自分の膝はどのくらい悪いの?
膝の調子を知るために病院でよく使われているのが、「Kellgren-Lawrence分類(KL分類)」という診断基準です。
これは膝のレントゲン(X線)写真を使って、膝関節の状態を0~4の5段階で評価する方法です。
KL分類とは?
膝の関節は骨同士が直接ぶつからないよう、軟骨というクッションがあります。
しかし、年齢や負担によって軟骨がすり減ると、関節の隙間(すきま)が狭くなり、骨の端にトゲのような骨棘(こつきょく)ができることがあります。
レントゲン画像では、軟骨そのものは写りませんが、骨と骨の間の「関節の隙間の広さ」や「骨棘の有無」で膝の状態を判断します。
KL分類のグレード
| グレード0 | 特に異常が見られない正常な状態。 | ![]() |
| グレード1 | 膝に異常が疑われる軽度の状態。わずかな骨棘が見られることもあります。 | ![]() |
| グレード2 | 変形性膝関節症の診断基準。骨棘がはっきりし、関節の隙間が狭くなっています。 | ![]() |
| グレード3 | 中程度の進行。骨棘が増え、関節の隙間もさらに狭まっています。 | ![]() |
| グレード4 | 重度。関節の隙間がほぼなくなり、骨の変形や大きな骨棘が確認されます。 | ![]() |
KL分類のグレードと推奨対応
膝痛の進行度(KL分類)により、おすすめの対応が変わります。
KL分類とはレントゲン上で膝関節症の進行度を評価する世界的な基準です。
- 軽度(グレード1-2):生活習慣の見直しや体重管理、筋力トレーニングなどの日常生活改善、リハビリや再生医療による保存的治療が選ばれることもあります。
- 中等度(グレード2-3):症状の緩和や機能維持のためのリハビリ、必要に応じた再生医療などを検討。進行抑制と日常生活の質向上が目標です。
- 重度(グレード4):歩行や生活動作に大きな支障が出る場合は、人工関節手術などの外科的治療が適応される場合もあります。
治療方針は個人差がありますので、痛みや症状が続く場合は整形外科専門医にご相談ください。
なぜ知ることが大切?
膝の痛みや違和感は、放っておくと進行し、歩くのがつらくなることもあります。
KL分類で膝の状態を知れば、「今、どのくらい膝が悪くなっているのか」「どんな治療が適しているか」がわかります。
早めに診断を受けることで、悪化を防ぎ、痛みを和らげるための適切なケアを受けられます。
膝の違和感や痛みでお悩みの方へ
「膝が痛い」「階段の昇り降りがつらい」「正座ができない」などのお悩みがあれば、ぜひ一度『ひざのお悩み外来』をご利用ください。
専門の医師が詳しい検査を行い、あなたの膝の状態を正しく診断し、治療プランを提案します。
早い段階での受診が、痛みの軽減や日常生活の質の向上につながります。 どうぞお気軽にご相談ください。
ひざのお悩み外来:毎月第4木曜日
当院では、患者様一人ひとりの症状や生活背景に合わせて、最適な治療方法を重視しています。
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膝の痛みに新しいアプローチ
膝の痛みで日常生活が制限されている方や、
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再生医療は、患者様自身の組織を活用して膝の状態を改善する治療法として注目されており、手術までの期間を快適に過ごしたい方や、従来の治療で十分な改善が得られていない方にも選択肢の一つとしてご案内しています。
再生医療は、保存療法や手術とは異なるアプローチで、膝の痛みや機能改善を目指します。
治療の適応や効果には個人差がありますので、診察時に医師までご相談ください。
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専門スタッフが内容を確認し、ご案内いたします。
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まずは一言、「膝」と送ってください😊




