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2024.04.30じゃんけん大会で!?海外研修

じゃんけん大会で!?海外研修

はじめまして。
私は、こうのす共生病院の病棟看護師として勤務している木村と申します。この度、カンボジア海外研修に参加してきましたので、現地で見て、感じたことを皆さんに共有させていただきたいと思います。

忘年会での幸運・初めての海外

去年12月、当法人の忘年会で、神成理事長とのじゃんけん大会があり、私は運よく勝ち進むことができました。景品はなんと、カンボジアへ海外研修!神成理事長と同行させてもらう事になりました。私は海外へ行ったことがなく、パスポートも初めて発行しました。その後の手続きについては病院がすべて代行してくれました。当法人が属する、元気グループではカンボジアに対して、多数の支援活動を行っています。また、アンコール共生病院という、当院と姉妹病院の運営も行っており、今回はアンコール共生病院の見学の他に、支援している施設も見学させていただける事になりました。

出発前、カンボジアへのイメージ

じゃんけん大会で勝つまでは、普段生活している中でカンボジアを意識したことが、そもそも無く、興味関心がほとんどゼロに近い状態でした。強いて言うならアンコールワット?の印象でした。難民が多かったり、道路が舗装されていないかったり、建物も小屋が多いのかな。そういったイメージをもって出発の日を迎えました。

いざ!カンボジアへ

日本からカンボジアへの直行便は無く、ベトナムを経由しました。空港は数年前に建て替えたばかりとのこで、規模はそれほど大きくなっかたですが、綺麗で整っていました。空港から車で1時間ほど走り、アンコール共生病院があるシェムリアップという町に向かいました。

シェムリアップの風景

空港を出発すると、道路は舗装されているが建物は一切なく、草原に多数の牛が放牧されているのを結構長い時間眺める事になりました。「やっぱりな!!」心の中でそう思いました。その後、徐々に店や人が増え始め、シェムリアップへ着くと、店も建物もしっかりとした作り、またリゾートホテルもあり、車も多くなってきました。世界遺産のアンコールワットがあるため、観光客であろう人々も多く散在していました。結果、到着した頃には出発前にイメージしていたカンボジアの風景とは、かなり異なっていました。

〝生きる″ってこうゆうこと

翌日、元気グループの支援施設を実際に見学させていただき、初めて元気グループが行っている支援内容について詳しく知ることができました。元気グループではアンコール共生病院以外にも孤児院や学校、大学で日本語や介護支援、職業就労支援、日本食レストランと様々な支援事業を行っており、どの施設も現在のカンボジアにとっては必要な物であることは間違いないと感じました。遠く日本では想像もつかない支援を日常的に行っているのだなと、感慨深い思いでした。普段は仕事が忙しく、看護業務に追われている毎日ですが、カンボジアの人々は安定した職業に就くこともままならないはず・・・。それでも小学生は満面の笑みを見せながら将来の夢を語るし、日本語を勉強している学生は日本で働きたいという夢を描いて日々、日本語や介護の勉強に励んでいます。またその目の輝きがすごい事!!!きっと裕福ではないはずなのに希望しかない眼差し、〝生きる″ってこうゆうことだよな。と考えさせられました。

現地の病院事情

州立病院も見学させてもらい、その後アンコール共生病院へと向かいました。州立病院と比較すると、ずいぶんとアンコール共生病院が立派だな、と感じてしまいました。州立病院では患者のベッドが野外に並んでいました。理由を聞くと「部屋にベッドが入らないから」との事・・・。

アンコール共生病院では日本人の医師・看護師が常勤しており、皆さんと食事をしながら様々な話を聞くことができました。カンボジアの医療の大前提として、病気があってもお金を持っていないと患者は治療に来ないそうです。

また日本人職員へ、カンボジアでの生活についても聞いてみましたが、今はネットで日本の情報や動画を観ることもできため、特に不便はないそうです。アンコール共生病院の看護師はカンボジアに来て約4年経ちますが、現地のクメール語は一切話せないし、聞き取れない。これと言って話す気もない。との事でした。それでも生活出来てしまうという事は、やりたい事が力になっている。これも一種の生命力の強さなのかもしれないと思いました。

念願のアンコールワット

最終日は念願の世界遺産アンコールワットと遺跡見学をしました。しかもガイドさん付き。アンコールワットは遠くから見ると、子供のころに教科書で見たのと同じだなーっと思いました。しかし、徐々に近づくにつれ細かい彫刻が並び、息を吞むような美しさと歴史的な偉大さ、壮大なスケールに圧倒され、自分のちっぽけな悩みを吹き飛ばしてくれるパワーを放っていました。

これが世界か。

自分の中で一つ扉が開いた、気がしました。

巡り巡って、世界へ還元

じゃんけん大会で運よく勝ち残り、初めての海外でカンボジアに同行させてもらい、改めて元気グループの凄さを感じました。支援活動について、話に聞くのと実際に視て体験するのとでは身に沁み方が違います。こうのす共生病院は地域に貢献する病院ですが、グループでは世界規模で貢献しており、自分が普段働いているこの時も、巡り巡って少しは世界へ還元出来ているのかなと思いながら、地域の方に看護を提供するようになりました。私は元気グループの常に新しいことに取り組む姿勢や、歩みを止めない姿勢に、勢いを感じると同時に、やがてそれは小さな一歩から道となり、大勢の方にとって良い影響をもたらすと信じています。

じゃんけん大会は定期的に開催されているので、是非また、再度カンボジアへ行きたい!

木村 憲司

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