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2024.05.27【ICT】手指衛生キャンペーン

【ICT】手指衛生キャンペーン

こんにちは。
ICT/感染管理認定看護師の竹入です。
今回は5/5WHO※1手指衛生※2デーにちなんで、当院でもキャンペーンを行うこととしました。

当院の手指衛生遵守率※3は去年平均37.4%・・・と、あと62.6%もの伸びしろを残し、今年度を迎えたため、手指衛生強化に努めたいと思っています。手指消毒剤をただ使えば良いというものではなく、以下の5つのタイミングが大切と言われています。

1.患者に触れる前

2.清潔/無菌操作の前

3.体液曝露リスクの後

4.患者に触れた後

5.患者の周辺に触れた後

手指衛生を促すために・・・

「WHO手指衛生自己評価フレームワーク2010年」という評価表があり、これをチェックしたところ、「職場での注意喚起」「施設の安全文化」という項目が不足していました。最高責任者が手指衛生改善を指示する強い姿勢を明確に示しているか、と問われており織田病院長に依頼しました。ただ、厳しい中にも楽しさも踏まえながら、院内の感染対策がより習慣化しやすいようにしたいと考えています。患者様からも、もし気になる点がありましたら、スタッフにお声かけいただければと思います。「その手はきれいですか?」と。

※1 世界保健機関のこと。「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として設立された国連の専門機関のこと。※2 手指衛生とは手洗いや手指消毒をして手を清潔に保つこと。※3 手指衛生が5つのタイミングに沿って行われているかを数値化したもの。

身近な菌と感染対策

話が少し変わりますが、日本防菌防黴学会によると、「トイレットペーパーを36枚重ねてようやく手から大腸菌群が検出されなくなる」との結果が報告されています。手にトイレットペーパーをくるりと巻きつけた長さを仮に20cmとして、36枚重ねるとしたら20cm×18回=360cm。これでお尻を2回拭く場合、一度に約7.2mものトイレットペーパーを使用する計算になり、不経済であるだけでなく、トイレに詰まりやすいという弊害も生まれます。不経済さもありますが、お尻を拭いた後の手にどれほどの菌がつきやすいのか容易に想像できますね。トイレを使うときは、大勢の人がドアの取手や洗浄レバー、ペーパーホルダーなど、同じところに触れるので、ウイルスや病原菌など目に見えない汚れが手に付く可能性があります。ということで、トイレ後の手洗いを徹底しましょう!

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