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2024.03.29【検査科】採血のスピッツに順番ってあるの?

検査科では【検査科TOPIC】と題しまして、検査科でよく受ける質問や、診療スタッフの皆様に知ってほしい臨床検査に関する情報を発信しています🌼

医療系の学生さんから、現役の診療スタッフの方まで、日々の自己学習に役立てて頂けるよう、簡潔でわかりやすく、お伝えできればと思っています✨

今回の頂いた質問は…

再採血防止と、正しい検査結果が得られるよう、採血におけるスピッツの順番は、しっかりと押さえておきたいポイントですね💡

では、詳しく解説いたします🤗

真空管採血の場合

生化学から採取します。

これは長時間駆血すると、細胞内からカリウムなどが血中に流出する可能性があるためです。凝固から採取してしまうと穿刺直後に凝固する成分を含む組織液が混入し、凝固検査の値に影響が生じる可能性があります。

シリンジ採血の場合

凝固から分注します。

血液は採血直後から凝固していく性質があります。スピッツに分注するまでに時間が掛かると、凝固してしまい正確な検査値が得られなくなります。生化学は凝固しても問題ないので最後に分注します。

また、再採血防止と、正しい検査結果を得るには、採血量にも注意が必要になります🧐

凝固検査

凝固検査とは出血したときの、止血機能をみる検査です。凝固スピッツ内の薬剤と血液の混合比が1:9になることで正確な検査値が得られます。白線ぴったりに採血することが重要です。

血沈検査

血沈とは、古くから用いられてきた炎症マーカーの一つです。 こちらもスピッツ内の薬剤と血液の比が1:4の混合比で検査することが重要です。

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