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変形性膝関節症

変形性膝関節症って何?

変形性股関節症とは、股関節の痛みと機能障害が主な症状の病気です。股関節は脚の付け根(鼠径部)にあるため、初期症状として立ち上がりや歩き始めに足の受け根に痛みを感じます。

症状が進行すると痛みが強くなり、常に痛みを感じる方や、夜寝ていても痛みに悩まされる方もいます。

初期

動作時や歩行時の痛みを感じる。
長時間、立ったり歩いたりすることが辛く、家事に支障がある。

進行期

足の爪が切りにくい。
靴下が履きにくい。

慢性期

ひきずり足歩行(跛行)になっている。
階段や車、バスの乗り降りに手すりが必要。

原因

変形性股関節症は関節軟骨が摩耗して関節が壊れてくる疾患です。股関節は寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれる骨盤の受け皿部分と、大腿骨頭(だいたいこっとう)と呼ばれる大腿骨の球の部分で構成される、球関節(きゅうかんせつ)です。正常であれば寛骨臼と大腿骨頭の表面は関節軟骨というクッションで覆われているため、痛みなく滑らかに関節を動かすことができます。

以前は発育性股関節形成不全による変形性股関節症が、原因の大半といわれていましたが、最近は高齢化により、特に明らかな原因のない、変形性股関節症が増えています。

診断

診断は問診と診察から行います。痛みの程度、日常生活動作の制限、股関節の動き、左右の脚の長さの違い、歩き方などを確認します。つぎにレントゲンの結果を元に、関節軟膏の摩耗や股関節の変形の程度を判断します。その程度には初期、進行期、末期など進行度により治療法が異なります。CTやMRIは必要に応じて実施します。

治療

治療は「保存療法」と「手術療法」があります。保存療法とは、日常生活指導、運動療法、薬物療法などを指します。股関節の変形が進行し保存療法では痛みが軽減されず、日常生活に支障がでるようであれば、手術療法を検討します。どのような手術を行うかは、症状や股関節の変形の程度、年齢を考慮して決定します。 場によっては人工関節置換術の適応となります。

日常生活で気をつけること

股関節に痛みのある方はBMI 25を目安としましょう。体格指数(BMI)※が25を超えると肥満に該当します。

股関節への負担軽減に繋がります。杖の高さは、まっすぐ立った姿勢で杖の握り手を手首の高さにあわせましょう。杖を握った時に、すこし肘が曲がる高さとなるため、力が入りやすくなります。

敷布団からベッドへにするなど生活様式を和式から洋式へ変えていきましょう。また、変形性股関節症の方にとって日常生活の動作で負担がかかるのは歩行です。長距離の徒歩移動や、階段の上り下りは控えましょう。

痛みの影響で歩かなくなると筋肉が衰え、股関節の安定性が低下します。できれば水中歩行や水泳(平泳ぎを除く)を週2、3回行うことが理想的です。運動を行う際は慎重に始めて、徐々に強度を高めていきましょう。

※体格指数(BMI:Body Mass Index)とは、肥満度を表す指数です。(計算方法:BMI=体重[㎏]/身長[m]2)日本人の場合18.5以上25未満であれば普通体重、18.5未満なら低体重(やせ過ぎ)で、25以上の場合が肥満に分類されます。

相談するには?

変形性股関節症を担当する医師は整形外科です。症状やご不安のある方は、かかりつけ医又は近隣の整形外科外来で、医師に相談しましょう。

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